11月15日(金)
清の「言いたい放題」
丸4年経った。
最初、わかった時には信じられなかった。
予期せぬ家族の体調異変、二人とも後期高齢者だけに、知った瞬間は“ウン?”という感じだったが、時間の経過とともにそれもあり、なんと平常心に戻った。なかなか原因というか、それがどこからきているのかわからず、突きとめるのに時間がかかった。病院等へは最初の頃からそうだったが、同伴を拒み、一人で行っていた。もう、それが当たり前になっていた。
昔からお向かいが、どちらかというと内科専門の医院、だが、ちょっとした外科ぐらいは診ていただき、何か異変が感じられた時は相談にも乗ってもらっていた。
それで、安心というか、アクシデントにはそれほどナーバスではなかったのだが、ある日の夕に突然の電話。
「ちょっと来てもらえませんか…」
その日も、病院から帰って報告に行ったのは知っていた。「奥さんの調子がちょっとおかしい」
「かなりお疲れの様子で話のつじつまが合わない時があって」
「付き添いはしてますか…」
「いえ、嫌がるので…」
こんなやりとりがあった。
「とにかく、付き添って下さい」
ということになり、次回からは強引に一緒に行くことになった。
一緒にいるとジロジロ見られるのが嫌だったらしい。
丁度、コロナまっ盛りの頃で病院への出入りも難しい時、それでも2回・3回と付き添い原因究明につとめた結果、これは悪性のものでいずれにせよ「2回の手術」ということに。
1年くらいかかってようやく、無事に終わりそれまでは予定通りでどうということはなかったのだが、それ以降がトラブルの連続。
先ず、横着にも壁にもたれ中腰で靴下を履いていて尻もちをつき骨盤の複雑骨折で又入院。リハビリをして、馴れてきた頃は特に注意して下さい。と言われていたのに、3ヵ月程経って又今度は敷居につまずいてうしろ向きに転倒。
圧迫骨折で暫らく動けず、そんなことで丸4年経過。その間、家事全般をするようになり、今ではそれが当たり前。当人の方はすっかり回復したのだが、一度、そうなってしまうともう、全てがこちらの担当に。
今頃になってようやく有りがたみがわかった、と苦笑い。
別にそれはそれでいいのだが、何が困るかというと毎日の夜の食事。最初の頃はなんの経験もなく、いろいろと興味もあったが最近はすっかりマンネリになり今晩の食事は?とメニューを考えるのがひと苦労。
良く言われるが、気がついた時は遅いのだ。
ただ、いつも言ってるように毎週の競馬に救われている。趣味は必要だ、とつくづく思う。
今週はマイルチャンピオンシップ。このレース、オグリキャップとバンブーメモリーが大接戦を演じた1989年。あのレースは今でもハッキリ覚えている忘れられない名勝負のひとつ。
今年は…外国馬チャリンがどんなレースをするのか、ムーア騎手でもあり気になっている。
最初、わかった時には信じられなかった。
予期せぬ家族の体調異変、二人とも後期高齢者だけに、知った瞬間は“ウン?”という感じだったが、時間の経過とともにそれもあり、なんと平常心に戻った。なかなか原因というか、それがどこからきているのかわからず、突きとめるのに時間がかかった。病院等へは最初の頃からそうだったが、同伴を拒み、一人で行っていた。もう、それが当たり前になっていた。
昔からお向かいが、どちらかというと内科専門の医院、だが、ちょっとした外科ぐらいは診ていただき、何か異変が感じられた時は相談にも乗ってもらっていた。
それで、安心というか、アクシデントにはそれほどナーバスではなかったのだが、ある日の夕に突然の電話。
「ちょっと来てもらえませんか…」
その日も、病院から帰って報告に行ったのは知っていた。「奥さんの調子がちょっとおかしい」
「かなりお疲れの様子で話のつじつまが合わない時があって」
「付き添いはしてますか…」
「いえ、嫌がるので…」
こんなやりとりがあった。
「とにかく、付き添って下さい」
ということになり、次回からは強引に一緒に行くことになった。
一緒にいるとジロジロ見られるのが嫌だったらしい。
丁度、コロナまっ盛りの頃で病院への出入りも難しい時、それでも2回・3回と付き添い原因究明につとめた結果、これは悪性のものでいずれにせよ「2回の手術」ということに。
1年くらいかかってようやく、無事に終わりそれまでは予定通りでどうということはなかったのだが、それ以降がトラブルの連続。
先ず、横着にも壁にもたれ中腰で靴下を履いていて尻もちをつき骨盤の複雑骨折で又入院。リハビリをして、馴れてきた頃は特に注意して下さい。と言われていたのに、3ヵ月程経って又今度は敷居につまずいてうしろ向きに転倒。
圧迫骨折で暫らく動けず、そんなことで丸4年経過。その間、家事全般をするようになり、今ではそれが当たり前。当人の方はすっかり回復したのだが、一度、そうなってしまうともう、全てがこちらの担当に。
今頃になってようやく有りがたみがわかった、と苦笑い。
別にそれはそれでいいのだが、何が困るかというと毎日の夜の食事。最初の頃はなんの経験もなく、いろいろと興味もあったが最近はすっかりマンネリになり今晩の食事は?とメニューを考えるのがひと苦労。
良く言われるが、気がついた時は遅いのだ。
ただ、いつも言ってるように毎週の競馬に救われている。趣味は必要だ、とつくづく思う。
今週はマイルチャンピオンシップ。このレース、オグリキャップとバンブーメモリーが大接戦を演じた1989年。あのレースは今でもハッキリ覚えている忘れられない名勝負のひとつ。
今年は…外国馬チャリンがどんなレースをするのか、ムーア騎手でもあり気になっている。