8:00 A.M.
天気は昨日同様、朝からあいにくの曇天。
秋のパリならこれが普通の天気とはいうものの、気温は例年以下という寒さ。 今日の撮影は”パリの街巡りを楽しむサチとそれに付き添い歩く亮二”のシーンとして、パリ市内4つの場所を巡ります。
最初のロケ地は、セーヌ川沿いにある現代美術館『パレ・ド・トーキョー』横の階段。
セーヌ川の向こうにエッフェル塔を眺める、パリらしさが印象的な一角。撮影の待ち時間を狙って、街の様子を眺めにウロウロと徘徊しに行く江口さん。何だか、ちょっと楽しそう。官公庁や施設、上層階級の住民が多いエリアで、昨日のモンマルトルと違い観光客もいないため、撮影はスムーズに1時間半ほどで進行。雨が降らないうちに、速攻で次のロケ地・ムフタール市場へ向かいます。
11:00 A.M.
ムフタール通りに到着。
ここは、日曜日になると道の両端に屋台が並び、ショッピングカートを引く買い物客でごった返す活気のある場所。
けれども今日は、雨も降りそうな天気のせいか、人がまばら。
ロケハンも行って市場の賑わいを知っていた監督もこれは予想外だったようで、もう少し人が集まるまで…と、しばらく“人待ち”タイム。
通りにはパン屋さんや、お菓子屋さん、チーズ屋さん、お惣菜屋さんなどが並んでいて、まさにフランスの日常の台所。カフェの中で待っていた江口さんもたまらず出てきて、「全部美味しそうだよね!」とお店をあちこち覗いていました。
そんな人待ちすること30分、今度は遂に雨が・・・。
残念ながら止みそうな気配もなく、本降りになってきたため、市場の撮影は中止に。お昼を取った後に次のロケ地で再集合ということになり、一同撤収。
2:00 P.M.
本日3つ目のロケ地・ポンピドゥーセンター前。
すっかり雨も上がり、大道芸人のパフォーマンスを見る亮二とサチのシーン撮影が噴水前で行われました。
ここは普段、大道芸人が多数出没することで知られるスポット。
撮影にも、本物のジャグリング大道芸人がエキストラとして登場。日本では、日常的に見ることがない大道芸。こんな楽しいパフォーマンスが日々身近にあるのも、パリならではの風景です。
途中、道路の清掃車がものスゴい音をたてて掃除を始め(これもパリ名物!)、撮影が中断するハプニングがあったものの、予定通りに終了。本日最後のロケ地・芸術橋へ!
4:00 P.M.
ルーブル美術館前、セーヌ川に架かる『芸術橋』の上。
昼の雨がウソのように晴れ渡った夕方。路上画家たちの作品を眺めたり、サチが似顔絵を描いてもらうシーンということで、数名の本物の絵描きさんたちがエキストラとして登場。
サチの似顔絵を描く画家役のおじいさんは、いつもモンマルトルの広場で似顔絵描きをしているプロのアーティスト。撮影前日から、広末さんの写真を見ながら何枚も描いて練習していたんだそう。
撮影合間には、自前のデジカメで楽しそうに写真を撮っていた広末さん。江口さんもセーヌ川の風景をカメラでパチパチ。パリの風景の美しさを目の前にすると、やっぱりシャッターを押したくなるもの、なんですね。
この橋の上の撮影で印象的だったのは、画家エキストラのひとりのムッシュ。到着するやいなや、撮影なんかおかまいなしに(?)、風景画を淡々と描き始め、撮影が終わる頃には、ほぼ完成。淡く夕焼け色に染まったセーヌ川の風景が描かれたその一枚は、本当に素敵なパリの風景でした。