カンテレアナウンサー朗読会~小さな勇気~

2025.01.17

去年12月15日(日)にカンテレアナウンサー朗読会が行われました。1月22日(水)26時51分~27時46分に再放送されます。

今年は新人の秦令欧奈アナウンサーと田中友梨奈アナウンサーが大活躍しました。

2人は、初めての朗読会ということで、演出家のわかぎゑふさんが直々に熱い指導をしてくださり、本番が一番良かったとお褒めの言葉をいただきました。

一つ目は「ワンダー」という作品で、生まれつき顔に障がいのある少年が初めて学校に通い始め、学校での友人関係、教師や家族との関わりや心情の変化を描いた作品です。その少年を秦アナが演じ、彼を素直に受け入れて友人となる少女を田中アナが演じました。二人とも役の世界観にぴったりでした。

2つ目は、「もう一つのワンダー」という作品で、少年を受け入れられないいじめっ子の気持ちや背景を描いたものです。

私は、そのいじめっ子のおばあちゃん役でした。自分の子ども時代の辛い経験を語り、そこから孫の少年に対する嫌がらせや言動を分からせ、心の底から謝罪の気持ちが沸き上がるきっかけとなる重要な役でした。

おばあちゃんらしく・・・とイメージして練習に臨んだら、脚本担当の竹上アナから「もっとポップなおばあちゃんで!!」「え??例えば夏木マリさんのような??」「そうです!!」と。例年の朗読会と違って動きがなく座りっぱなしなので、わかぎさんからは「椅子とお友達になってください」と言われました。そこで思い切って足を組んでみました。

今回はいじめっ子役のアナも熱演!!とても難しい役だったと思います。いじめっ子の母親役の橋本アナも迫力がありました。

秦アナは、二役で、おばあちゃんの初恋の相手役。うまく演じ分けていてびっくりしました。

私自身、自分の子ども時代を振り返ると、あの時もっとこうすればよかった、なんでそうしなかったんだろう、など情けないことや後悔することがあります。

でも『過ちを正す』ことなどおばあちゃんのメッセージが作品から何か伝われば嬉しいです。

時間の関係で抜粋にはなっていますが、カンテレアナウンサーの真剣な朗読をどうぞお楽しみください!!