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コラム

前川泰之
2024.10.30(水)
ワサビの大量摂取で死亡!最悪な放送事故の責任を押し付けられた放送作家の末路とは
ワサビを食べれば食べるだけ賞金がもらえる…
そんなテレビ企画「わさビル」に挑戦するチャレンジャー!

しかし、この企画が彼を死に至らしめる…

これは、実際に起きた事件ではなくドラマ『デスゲームで待ってる』内での出来事だ。

企画の発案者は、放送作家の戸村(日向亘)
日向亘
戸村が考えたのはわさびを高く盛った寿司を食べるというだけの企画だった。

しかし、『より過激に』『より面白く』と、古い体質から抜け出せない旧時代的なスタッフによって、わさびを大量に食べるだけの悪趣味な企画に変えられてしまい、“わさビル”という企画名だけが残ってしまったのだ。
デスゲームで待ってる
そして、番組収録がスタート。
チャレンジャーは賞金をゲットするためにわさびを口いっぱいに頬張り始める。
わさびの致死量は成人男性で600g程度…。
賞金のために致死量を超えたわさびを摂取した男性は帰らぬ人となってしまったのだった。
デスゲームで待ってる
唖然とする戸村に近寄ってきたのは番組の責任者でもあるプロデューサーの呉(前川泰之)。
そして一言「お前だよな、この企画出したの。責任とれよ」
前川泰之
企画を悪趣味に改変したのは呉たちにも関わらず、発案者として全責任を負うことになってしまった戸村…
被害者家族には罵倒され、SNSでも誹謗中傷の嵐。
とてもじゃないがテレビ業界で働けなくなってしまった戸村の今後とは…
日向亘
今作は、TKO木下やラランドのニシダ、三四郎などの芸人や、カメ止めの濱津隆之などユニークな俳優陣が脇を固める。

原案は劇団「ヨーロッパ企画」の代表で、映画ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーで日本語版脚本も担当した上田誠。

デスゲームというハードな題材なのにクスッと笑える、緩急を楽しめるドラマになりそうだ。