ニュースNews

2024年3月25日 はるな愛さんをゲストにお迎えしてLGBTQが働きやすい職場について考える座談会を開催

はるな愛さんをゲストにお迎えしてLGBTQが働きやすい職場について考える座談会を開催

2024年3月25日

関西テレビでは2024年3月25日、性的マイノリティとしても意見を発信するタレントのはるな愛さんをゲストにお迎えし、LTBGQが働きやすい職場について考える座談会を開催しました。会場とオンラインでの実施で多数の関西テレビの社員・スタッフが参加し、熱くそして笑いも交えつつ議論を交わしました。

異性愛前提の質問はNG??

議論が最も白熱したのは、「彼氏or彼女いるの?という異性愛前提の質問はNGなのか?」という点について。同じ職場で働く者同士の盛り上がるコミュニケーションとしてよく出る話題である一方、同性愛は存在しない前提の発言のようにも聞こえ、性的マイノリティの人に息苦しさを感じさせる可能性もあるのではないか、という議論です。同性カップルを長年取材している報道記者から取材時に聞いた当事者たちの声として「異性愛を前提とした話に嘘で合わせないといけないのが辛かった」という話も披露されました。この問いに対してゲストのはるな愛さんからの意見。「異性愛者でもプライベートの質問をされたくない人もいる。性的マイノリティの中にもL(レズビアン・女性同性愛者)とかG(ゲイ・男性同性愛者)とか、頭文字で区別できない人もいっぱいいる。それぞれの違いを尊重することが大切なのでは」まさにダイバーシティの真髄を表現したような一言に、参加者一同悩みの雲が開けたような思いがした瞬間でした。

「ジェンダーレストイレ」について

次の話題は性別に関わらず使用できる「ジェンダーレストイレ」について。多様性の象徴として東京・新宿に設置され、ニュースなどで話題になりましたが、「女性が安心して使えない」「性犯罪の温床になるのでは?」という反対意見が多くあがりました。ではカンテレは一体どうするのか?逆風を恐れて何もしないのか?ここでも皆の心を動かしたのは、はるな愛さんの一言でした。「これが正しいっていう正解はないと思う。」カンテレでは、従来の車椅子用トイレに「ジェンダーレス」の表記を加えることにしました。
座談会に参加した若手社員からはこのような声が。「性的マイノリティの友達が何人もいるので特別なことと思っていない」「親がLGBTQの人に偏見を持っていた。自分の考える『普通』の感覚ではない事がショックだった」「他者との違いに寛容になれるように、色んな人と接する事が大切だと思う」
多様な価値観を認め合い、笑顔と幸せがあふれる職場への一歩となる座談会となりました。
イベントチラシ