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2024年5月8日 ダイバーシティ先進企業・JALの取り組みから学ぶ「多様性」

ダイバーシティ先進企業・JALの取り組みから学ぶ「多様性」

2024年5月8日

関西テレビは2024年5月8日、役員・社員を対象に、日本航空執行役員でジェイエア社長の本田俊介さんによる「ダイバーシティ推進講演会」を開きました。日本航空は経済産業省の「新・ダイバーシティ経営企業100選」や、「D&I Award 2021」において最高評価の「ベストワークプレイス」認定、日経WOMAN「2024年女性が活躍する会社第6位」に選ばれるなど日本のダイバーシティ推進のフロントランナーです。ことし4月客室乗務員出身の鳥取三津子社長が就任したことも話題になりました。

ダイバーシティ推進に必要なものとは?

講演では「生産年齢人口の減少」や「顧客の価値観の多様化」「国際社会とのギャップ」「人的資本経営の必要性」により、社員の多様化が企業の存続条件であることが示されました。さらにダイバーシティを進めるための11のポイントも。本田社長によると「女性は自分の力を過小評価する傾向があるというデータがあり、重要なポジションを提示して女性が断った場合、4回背中を押すようにする。女性や障がい者の方やLQBTQの人にも機会を均等に与え、スタートラインについてもらうことが大事」とのこと。さらに日本航空が経営危機に陥った際の稲盛会長によるJALフィロソフィー・人財改革をもとに、ダイバーシティ推進には社員の「心の成長」をうながす哲学が必要と伝えられました。

本田社長との座談会

質疑応答

その後の本田社長との座談会では、関西テレビの役員や局長・部長から「ダイバーシティを推進することで何が変わったか?」「JALフィロソフィーをどうやって社内に浸透させたか?」などについて質疑応答が交わされました。

出席者が感じたこと

講演に出席した役員・社員からは「簡単ではないが、自分も含めたベテラン社員ひとりひとりの意識を変えるところから始める必要があると感じた」「本田社長に、女性社員にしっかりチャンスを与えることの大切さ、風土醸成の具体的な施策を直接伺えたことはとても有意義だった」という声があがりました。
関西テレビでは今後も多様な価値観を認め合い、関西テレビに関わる全ての人の幸せを追求します。