2月15日(土)
今回の出演者
阿佐辰美
生年月日:2000年8月27日
身長:178cm
出身地:大阪府
趣味:映画鑑賞・スノボー
特技:殺陣・腹踊り
毎週月曜よる10時から放送中のドラマ『秘密~THE TOP SECRET~』(カンテレ・フジテレビ系)に小池穂高役で出演。
身長:178cm
出身地:大阪府
趣味:映画鑑賞・スノボー
特技:殺陣・腹踊り
毎週月曜よる10時から放送中のドラマ『秘密~THE TOP SECRET~』(カンテレ・フジテレビ系)に小池穂高役で出演。


ストーリー
私が出会ったのは、スマホを持たない水墨画家の阿佐辰美さん
辰美くんの描く絵、私には十分すごい絵に見えるけど、一流の人から見るとまだ修行が必要みたい。
でも彼は自分なりの水墨画を描くことを目指して、奮闘していて…。
おじいさんとの衝撃的な出会いから数日、スマホの画面を見つめて、辰美くんのことを考えている私。
「あれから元気にしてるかな…?」
心配になった私は、スマホを持たない辰美くんの自宅の固定電話の番号をダイヤルする。
「もしもし?辰美くん?」
電話越しに話しかけると、あちらからは低く鋭い声が聞こえてきた。
「その声は…こないだウチに来た女か…?」
—げっ…よりにもよっておじいさん…
運の悪いことに、電話の声の主は辰美くんの画の師匠であるおじいさんだった。
「お前のせいで辰美の作品が乱れている!二度と電話するな!」
おじいさんは一方的にそう言い放つと、電話は切られてしまった。
「切られちゃった…」
私が落ち込んでいると、今度はあちらから着信が入った。
あわてて電話に出た私は、開口一番に謝罪する。
「おじいさま、すみません…!気をつけますから!」
すると、電話口から聞こえてきたのは、さっきとは打ってかわってやさしい声。
「もしもし、ぼく!辰美だよ!辰美!」
辰美くんがおじいさんの目を盗んで、折り返しの電話をしてくれたのだ。
「あ、辰美くん!おじいさん大丈夫?」
嬉しさもつかの間、私はすぐに辰美くんが心配になる。
「トイレに行ったから大丈夫!最近じいさんの目が厳しくて連絡できなかったんだ。ごめんね」
電話越しに謝る辰美くん。続けて私に小声で問いかけてくる。
「今度の土曜日空いてる?久々休めそうでさ、会えないかな?」
土曜日、久々に2人で出かけることになった私たちは、辰美くんの運転する車で移動している。
「あれから良い絵、描けた?」
私が心配そうに尋ねると、
「ううんまだ模索中…でもずっと悩んでてもしょうがないし、今日は絵のことは忘れて思いっきり楽しも!」
辰美くんがそう言うと、「うん!」と私も明るく応じて、目的地に向かった。
到着したのは白銀の世界が広がる雪山のゲレンデ。
私たち2人で一緒にスノボを楽しんでいる。
「ちょっと…ストップストップ!」
スノーボードを装着した私は、辰美くんに手を引かれながらゲレンデに立っている。
「ほら!重心を後ろにしながら!そうそう!」
「こわいこわいこわいこわい!」
私はへっぴり腰で辰美くんの手を必死につかんでいる。
「僕がつかんでるからゆっくりいこ」
辰美くんが私の手を引いた瞬間、私はバランスを崩して後ろに倒れてしまった!
「うわーー!」
後ろに倒れ込む私に覆い被さるように、辰美くんが顔を近づけてくる。
「大丈夫?怪我してない?」
「うん…ありがと…」
ボードを外した私と辰美くんは、並んでゲレンデを歩いている。
「よーし、次はあっち滑ってみよう!」
ゲレンデの上へ向かおうとする辰美くんに近寄った私は手の中のあるものを差し出した。
「ねえ見てみて!雪だるま作ってみた!」
すると辰美くんは「うわ!かわいい!」とやさしい反応。
そして私の顔を見て、何かに気付いたようにほほえみながら
「あ、ほっぺに雪ついてるよ。ったく、どんな体勢で作ったら顔に雪が…」
と私の頬についた雪を払おうとした瞬間、急に何かに気付いたような表情を浮かべる辰美くん。
辰美くんは、指で額縁を作るようにして雪山を眺めている。
「なるほど…これか…!」
そうつぶやくと、なんと突然私を置いて自分だけスノボで雪山を下っていく辰美くん。
「ちょっと辰美くん!置いてかないでよー!」
ひとり残された私の声が遠くゲレンデに響いていた…。
次回、これが僕の水墨画道!
辰美くんの描く絵、私には十分すごい絵に見えるけど、一流の人から見るとまだ修行が必要みたい。
でも彼は自分なりの水墨画を描くことを目指して、奮闘していて…。
おじいさんとの衝撃的な出会いから数日、スマホの画面を見つめて、辰美くんのことを考えている私。
「あれから元気にしてるかな…?」
心配になった私は、スマホを持たない辰美くんの自宅の固定電話の番号をダイヤルする。
「もしもし?辰美くん?」
電話越しに話しかけると、あちらからは低く鋭い声が聞こえてきた。
「その声は…こないだウチに来た女か…?」
—げっ…よりにもよっておじいさん…
運の悪いことに、電話の声の主は辰美くんの画の師匠であるおじいさんだった。
「お前のせいで辰美の作品が乱れている!二度と電話するな!」
おじいさんは一方的にそう言い放つと、電話は切られてしまった。
「切られちゃった…」
私が落ち込んでいると、今度はあちらから着信が入った。
あわてて電話に出た私は、開口一番に謝罪する。
「おじいさま、すみません…!気をつけますから!」
すると、電話口から聞こえてきたのは、さっきとは打ってかわってやさしい声。
「もしもし、ぼく!辰美だよ!辰美!」
辰美くんがおじいさんの目を盗んで、折り返しの電話をしてくれたのだ。
「あ、辰美くん!おじいさん大丈夫?」
嬉しさもつかの間、私はすぐに辰美くんが心配になる。
「トイレに行ったから大丈夫!最近じいさんの目が厳しくて連絡できなかったんだ。ごめんね」
電話越しに謝る辰美くん。続けて私に小声で問いかけてくる。
「今度の土曜日空いてる?久々休めそうでさ、会えないかな?」
土曜日、久々に2人で出かけることになった私たちは、辰美くんの運転する車で移動している。
「あれから良い絵、描けた?」
私が心配そうに尋ねると、
「ううんまだ模索中…でもずっと悩んでてもしょうがないし、今日は絵のことは忘れて思いっきり楽しも!」
辰美くんがそう言うと、「うん!」と私も明るく応じて、目的地に向かった。
到着したのは白銀の世界が広がる雪山のゲレンデ。
私たち2人で一緒にスノボを楽しんでいる。
「ちょっと…ストップストップ!」
スノーボードを装着した私は、辰美くんに手を引かれながらゲレンデに立っている。
「ほら!重心を後ろにしながら!そうそう!」
「こわいこわいこわいこわい!」
私はへっぴり腰で辰美くんの手を必死につかんでいる。
「僕がつかんでるからゆっくりいこ」
辰美くんが私の手を引いた瞬間、私はバランスを崩して後ろに倒れてしまった!
「うわーー!」
後ろに倒れ込む私に覆い被さるように、辰美くんが顔を近づけてくる。
「大丈夫?怪我してない?」
「うん…ありがと…」
ボードを外した私と辰美くんは、並んでゲレンデを歩いている。
「よーし、次はあっち滑ってみよう!」
ゲレンデの上へ向かおうとする辰美くんに近寄った私は手の中のあるものを差し出した。
「ねえ見てみて!雪だるま作ってみた!」
すると辰美くんは「うわ!かわいい!」とやさしい反応。
そして私の顔を見て、何かに気付いたようにほほえみながら
「あ、ほっぺに雪ついてるよ。ったく、どんな体勢で作ったら顔に雪が…」
と私の頬についた雪を払おうとした瞬間、急に何かに気付いたような表情を浮かべる辰美くん。
辰美くんは、指で額縁を作るようにして雪山を眺めている。
「なるほど…これか…!」
そうつぶやくと、なんと突然私を置いて自分だけスノボで雪山を下っていく辰美くん。
「ちょっと辰美くん!置いてかないでよー!」
ひとり残された私の声が遠くゲレンデに響いていた…。
次回、これが僕の水墨画道!
先週のクイズと答え
水墨画家・阿佐と出かけた息抜きの場所は?
(3)スキー場