2月22日(土)
今回の出演者
阿佐辰美
生年月日:2000年8月27日
身長:178cm
出身地:大阪府
趣味:映画鑑賞・スノボー
特技:殺陣・腹踊り
毎週月曜よる10時から放送中のドラマ『秘密~THE TOP SECRET~』(カンテレ・フジテレビ系)に小池穂高役で出演。
身長:178cm
出身地:大阪府
趣味:映画鑑賞・スノボー
特技:殺陣・腹踊り
毎週月曜よる10時から放送中のドラマ『秘密~THE TOP SECRET~』(カンテレ・フジテレビ系)に小池穂高役で出演。


ストーリー
私が出会ったのは、水墨画家の阿佐辰美さん。
辰美くんの描く絵、私には十分すごい絵に見えるけど、師匠の評価はイマイチみたい…
そんななか、2人でスノボデートを楽しんでいると、突然辰美くんは何かに気付いたようで…
辰美くんの運転する車の中。助手席の私は辰美くんに話しかける。
「今日はなにしようか?」
すると、辰美くんは真剣な顔で答える。
「実はじいさんに今日また絵を見てもらおうと思うんだ」
それを聞いた私は「色恋は筆を惑わす」という過去のおじいさんの言葉を思い出す。
「えっ?私 行っても大丈夫なの?」
心配になり尋ねる私に、辰美くんは覚悟を決めたように車を走らせる。
「大丈夫!じいさんには俺からちゃんと言うから。もう三流とは言わせない」
辰美くんの家のアトリエ。おじいさんが部屋に入ってくる。
「なんだ、またあんたが来てるのか?色恋は筆を惑わせるって何度言ったら分かるんだ!」
相変わらず凄んでくるおじいさんに対して、反発する辰美さん。
「失礼は百も承知で言いますが、僕はそうは思いません。今日お見せする絵は彼女なしでは完成できませんでした」
私の方を少し見ながら、おじいさんに作品の想いを伝える辰美さん。
「俺にそんな口叩くなら…半端なデキだったら水墨画やめてもらうからな」
おじいさんの言葉に緊張が走る。
辰美さんは絵の上に被せた布を取り、おじいさんに見せた。
現れたのは雪山のゲレンデで1人の女性が佇んでいる水墨画だった。
黒と白のコントラストが鮮やかだ。
—この絵ってあのとき行ったスキー場の…
絵を見た私は思わず心の中でゲレンデの景色を思い出していた。
「あなたに言われた濃淡が甘いというご指摘、ようやく意味が理解できました」
辰美さんがおじいさんに絵の説明をはじめる。
「雪だるまの白、雪景色の白、手袋の白に、彼女の頬の白…一概に白と言っても50色はあることに気づきました。それを絵に落とし込むべく努力したつもりです…」
すると、おじいさんは絵を見ながら落ち着いた声で辰美さんの絵を論評する。
「50色…ふん、甘いな…一流の画家なら墨1つだけで100色を使い分けることができる」
「100色…」
おじいさんの言葉にショックを受ける辰美くん。
「そういう意味ではお前の絵はまだまだ二流だな」
おじいさんがそう言うと、辰美くんは悔しそうに言葉を絞り出す。
「すみません、精進が足りていませんでした…」
すると、おじいさんは一転、明るいトーンで意外な一言。
「何を謝っとるじゃ!わしは三流から二流に格上げすると言うとるんじゃよ!…合格じゃ」
それを聞き、一気に笑顔になる辰美くん。
「本当ですか!…ありがとうございます!」
「辰美くん!おめでとう!」
私も思わず辰美くんに喜びの言葉をかける。
「君がいてくれたおかげだよ!本当ありがとう」
辰美くんは私の方を向き、丁寧にお礼をしてくれた。
すると、「さぁ、飯にしよう!あんたも食べていきなさい」とおじいさんが部屋を出ていく。
「は、はいっ!」
その言葉を聞き、私と辰美くんは2人で抱き合っていた。
部屋を後にしたおじいさんが満足げに一句詠む。
—まぶしいな 輝くあなたの 白は濃い(恋)
ほほえむおじいさんの後ろで、私たち2人はいつまでも抱き合っていた…。
辰美くんの描く絵、私には十分すごい絵に見えるけど、師匠の評価はイマイチみたい…
そんななか、2人でスノボデートを楽しんでいると、突然辰美くんは何かに気付いたようで…
辰美くんの運転する車の中。助手席の私は辰美くんに話しかける。
「今日はなにしようか?」
すると、辰美くんは真剣な顔で答える。
「実はじいさんに今日また絵を見てもらおうと思うんだ」
それを聞いた私は「色恋は筆を惑わす」という過去のおじいさんの言葉を思い出す。
「えっ?私 行っても大丈夫なの?」
心配になり尋ねる私に、辰美くんは覚悟を決めたように車を走らせる。
「大丈夫!じいさんには俺からちゃんと言うから。もう三流とは言わせない」
辰美くんの家のアトリエ。おじいさんが部屋に入ってくる。
「なんだ、またあんたが来てるのか?色恋は筆を惑わせるって何度言ったら分かるんだ!」
相変わらず凄んでくるおじいさんに対して、反発する辰美さん。
「失礼は百も承知で言いますが、僕はそうは思いません。今日お見せする絵は彼女なしでは完成できませんでした」
私の方を少し見ながら、おじいさんに作品の想いを伝える辰美さん。
「俺にそんな口叩くなら…半端なデキだったら水墨画やめてもらうからな」
おじいさんの言葉に緊張が走る。
辰美さんは絵の上に被せた布を取り、おじいさんに見せた。
現れたのは雪山のゲレンデで1人の女性が佇んでいる水墨画だった。
黒と白のコントラストが鮮やかだ。
—この絵ってあのとき行ったスキー場の…
絵を見た私は思わず心の中でゲレンデの景色を思い出していた。
「あなたに言われた濃淡が甘いというご指摘、ようやく意味が理解できました」
辰美さんがおじいさんに絵の説明をはじめる。
「雪だるまの白、雪景色の白、手袋の白に、彼女の頬の白…一概に白と言っても50色はあることに気づきました。それを絵に落とし込むべく努力したつもりです…」
すると、おじいさんは絵を見ながら落ち着いた声で辰美さんの絵を論評する。
「50色…ふん、甘いな…一流の画家なら墨1つだけで100色を使い分けることができる」
「100色…」
おじいさんの言葉にショックを受ける辰美くん。
「そういう意味ではお前の絵はまだまだ二流だな」
おじいさんがそう言うと、辰美くんは悔しそうに言葉を絞り出す。
「すみません、精進が足りていませんでした…」
すると、おじいさんは一転、明るいトーンで意外な一言。
「何を謝っとるじゃ!わしは三流から二流に格上げすると言うとるんじゃよ!…合格じゃ」
それを聞き、一気に笑顔になる辰美くん。
「本当ですか!…ありがとうございます!」
「辰美くん!おめでとう!」
私も思わず辰美くんに喜びの言葉をかける。
「君がいてくれたおかげだよ!本当ありがとう」
辰美くんは私の方を向き、丁寧にお礼をしてくれた。
すると、「さぁ、飯にしよう!あんたも食べていきなさい」とおじいさんが部屋を出ていく。
「は、はいっ!」
その言葉を聞き、私と辰美くんは2人で抱き合っていた。
部屋を後にしたおじいさんが満足げに一句詠む。
—まぶしいな 輝くあなたの 白は濃い(恋)
ほほえむおじいさんの後ろで、私たち2人はいつまでも抱き合っていた…。
先週のクイズと答え
一流の水墨画家は墨1つだけで何色を使い分ける?
(3)100色