3月8日(土)

今回の出演者

樋之津琳太郎

生年月日:1999年8月20日
血液型:A型
出身:岡山県
特技:野球、日本化粧品検定1級
趣味:散歩、将棋
身長:182cm
メンズノンノ専属モデル
3月20日より公開の映画「女神降臨 BEFORE」に出演。
樋之津琳太郎

ストーリー

「ここで臨時ニュースです。都内の公園で取材班が2人の男女に襲われるという事件が発生しました…」
こんなニュースが流れた直後、私は先輩との待ち合わせのはずが…なんと先輩がゾンビ化!
ゾンビに襲われそうになっていた私を助けてくれたのは、一緒に働く同期の樋之津くん。
ラボに戻ってひと安心、と思ったのも束の間で…?

ラボのドアを開こうとする激しい物音が部屋中に響いている。
「俺から離れるなよ」
樋之津くんは私をかばいながら、ドアに近づいていく。

樋之津くんがドアを開いた次の瞬間、開いたドアの前に現れたのは黒田教授だった。
「おい!開けてくれてもいいだろ!」
教授は両手には大量の資料を抱えている。
「なんだ教授かよ…!びっくりさせないでください」
樋之津くんが怒ったように迫ると、教授は真剣な顔で声を荒げる。
「悠長にしている暇なんてないぞ!ウイルスは我々の専門分野なんだ。一刻も早く原因を究明せねばならん!」
そう言うと、大量の資料を机に置いた。

樋之津くんは作業に戻ろうとするが、私の手が震えていることに気づいた。
「おい、大丈夫か?」と私に声をかける樋之津くん。
「えっ?わ、私なら平気よ!ほら研究しましょ!」と手を隠す私。
すると樋之津くんは急に教授に「…すみません、こいつと休憩行ってきます」と言い、私と研究室を出ていこうとする。
「な、休憩してる時間などないっ!」と怒る教授だが、
「休憩は社員の当然の権利ですよ」と言い放ち、私の手を引っ張って外へ出ていってしまった。

樋之津くんの運転する車の中。
「ねぇ!戻りましょうよ!私は平気だから」と私が樋之津くんに言うと、
「嘘つけ。まだ震えてるじゃないか。それじゃあ研究にも集中できないだろ?」と言い、運転を続ける。
そして運転を続けながら、小声で「それに…ちょっと行きたいところがあるんだ」と言って、更に車を走らせた。

到着したのは海際の公園。
「マスクと手袋着けとけよ」といいながら、樋之津くんはなにかを探している。
「ここって…私が襲われた場所…」と私があの時のことを思い出していると、樋之津くんは目当てのものを見つけたようだ。
「あったあった…花束。これ、襲ってくる直前まで持ってたんだろ?花束にゾンビの細胞が付着してるかもしれないって思ってさ」

ラボに戻った私たちは早速分析を始めていた。
樋之津くんはマスクと手袋を着用して、顕微鏡を覗いている。
「ビンゴ!わずかですが、それっぽい細胞を確認できました」
すると黒田教授は「おお!でかした樋之津くん!」と樋之津くんに声をかける。
しかし喜ぶこともなく、樋之津くんは言葉を続けた。
「なんか、不思議な特徴があるんですよ」
そういうと樋之津くんは教授に顕微鏡を見るように促す。
すると、顕微鏡を覗いている教授の横で、「あ!ゾンビ!」と樋之津くんが突然叫んだ。
それに驚いた私は思わず悲鳴を上げるが、もちろん周りにゾンビなど見当たらない。
「キャーッ!っていないじゃない!」

しかし今度は顕微鏡を覗いていた教授が声を上げる。
「ん?!細胞が活性化したぞ!」
それを聞いた樋之津くんは「そうなんです。彼女の声に反応するんですよ。なんでなんだ…?」
不思議そうな表情の樋之津くん。

ふとテレビに目を移すと、宇賀キャスターが例のゾンビ襲撃事件の続報を伝えていた。
「ここで臨時ニュースをお伝えします。拡大するゾンビ化現象について新たな情報が入ってきました。最初にゾンビ化が確認された2人の男女についてですが、その2人は元々恋人関係にあったことが判明しました。」

それを聞いた樋之津くんは「恋人…花束…」とつぶやきながら、思考を巡らせている。

すると、何かをひらめいたように私に突拍子もない質問を投げかけてきた。
「おい、ゾンビになった先輩って人はお前のこと好きだったのか?」
私は少し考えた後に「えっ…?まあたしかに好意は持たれてたような…」と答えると、
樋之津くんは教授に自分の仮説を明かしていく。
「教授、もしかしたらこのゾンビウイルスは…恋をしたら発症するかもしれません」

「こ、恋??」
私は考えもしなかったその仮説に驚いて…。

次回、新種のラブゾンビウイルス!?

先週のクイズと答え

樋之津が発見したゾンビウイルスの特徴とは?
(3)恋をしたらゾンビになる