3月23日午後放送のカンテレ『マルコポロリ！』に、人気コンビ・蛙亭の2人が登場。イワクラさんが多くの芸人仲間のため、劇場に手厚い差し入れをする中、それを頼りに生活していた先輩トリオの存在が明らかになりました。

　今回の番組は「ヨシモト∞ホールの光と闇SP～かたつむりの未来は一体どうなる!?～」と題して、約19年間数多くのスターを輩出し、今年3月その歴史に幕を閉じる東京の劇場「ヨシモト∞ホール」の舞台に立っているネルソンズ、蛙亭、かたつむりの3組が出演。その舞台裏を語り尽くしました。

　中でも色々と問題だったのが、「天才」と言われながら劇場に所属すること19年。後輩たちが旅立っていく姿を何度も見送ってきた∞ホールの生き字引、かたつむりでした。

　イワクラさんが頻繁にしているという劇場への差し入れについて、「『（出身地の）宮崎のお土産買って来たので、良かったら食べて下さい』みたいに言って置いてるんです。あと焼酎とかも『よかったら持って帰って下さい』って。そういう時みんな御礼を言ってくれるんですけど、なんか焼酎を置いた時だけ、御礼が少なかったんです」と振り返ると、なぜか押し黙るかたつむりの3人。

　すると、林さんが重い口を開き、「いやぁその…焼酎の本数がやっぱりお菓子の数よりは少ないじゃないですか。それじゃないですかね…あの…」と指摘しますが、最後はしどろもどろに。そこでMCの東野幸治さんが台本を確認しながら「ピーチが2本、本鮪が3本、焼酎を持って帰っていたそうです」と暴露したところ、「え～!?」「やばっ！」「そりゃあかんやん！」とゲスト席だけでなくレギュラー席からもツッコミが相次ぎました。

　これに対してピーチさんは「そのお酒が2種類あったんです。度数20％と25％の芋焼酎が置いてあったんですよ。『コレどっちが旨いんだ？』っていう話に3人でなって、そうしたら真っ先に本鮪が2本持ってったんです。『後輩が持って来てくれたやつ2本も持ってっちゃダメだよ』って注意したら、『お酒は飲む人が限られるから』って言われて」と、差し入れの焼酎を巡る当時の激論を紹介。

「そのあと劇場が終わるまで残ってたら、本当に結構な本数余ってたんですよ。それで僕は1本ずついただいたんですけど、本鮪はもう1本持って劇場を出たんです」と続けると、全てバラされた本鮪さんは「でも、おいしかったですよ」とケロッとした表情で謎の弁明をし、スタジオは爆笑に包まれました。

　残る林さんは「自分は1本だけです！」と自らの正当性を主張していましたが、東野さんから「林くん、林家のメシは10％がイワクラの差し入れなの？」と実情をバラされると、がっくりと肩を落とし撃沈。

「だってイワクラの差し入れの量が本当にすごいんですよ。地方に行ったら地の物を全部、酒のつまみもあって。フェスをやった時とかは、自分で宮崎名物のチキン南蛮をつくってきてくれて。それを爆食いしてなんとか腹を…」と白状すると、ネルソンズ和田さんから「めちゃくちゃ若手もいるんですよ(笑)」青山さんからも「初日ですからね。次の日も色んな芸人が来て持って帰れるのに、初日に余ったやつ全部持って帰るのは違うじゃないですか！」などと、劇場で一番上の先輩に対して非難轟々。

　この話を聞いたイワクラさんが「よく思い返してみたら、真っ先にお礼を言いに来るのが、いつもかたつむりさんだったなって(笑)。差し入れを置いたらすぐ、順番に来るんですよ」と、ようやく合点がいった様子でしたが、「っていうか、寮母さんみたいやん(笑)！」と、多くの芸人たちのお腹を満たしてきたイワクラさんの包容力のほうに驚く東野さんだったのでした。


（関西テレビ3月23日（日）13時59分から放送『マルコポロリ！』より）

【TVer】　https://tver.jp/series/srzhkrugjq

【番組公式HP】 https://www.ktv.jp/marco/