『座王』が、初めての番組イベントを日本武道館で開催!
2025/03/13
武道館で怒涛(どとう)のネタバトル! 息もつかせぬハイテンポな160分!
2025年3月11日(火)、毎週金曜深夜0時55分から放送されているカンテレのバラエティー番組『千原ジュニアの座王』のイベントが開催された。場所は東京・日本武道館。番組としても一般客を入れての開催は久々となった今回、会場には平日夜にもかかわらず8000人ものファンが来場。名勝負あり、大物サプライズゲストの出演あり、審査委員長・博多大吉が意気消沈(?)する場面ありと、ショートネタ×イス取りゲームのみのシンプルなルールにもかかわらず、大きな笑いが巻き起こり続ける怒涛(どとう)の160分となった。
2017年、特番として誕生した関西ローカル番組『座王』は、現在までレギュラー放送が350回を超え、さらに全国ネットでの放送も10回を数える人気バラエティー。コンセプトは“笑いの総合格闘技”で、ネタバトルとイス取りゲームが組み合わさった内容となっている。
ルールとしては、イス取りゲームの要領で、【大喜利】【モノボケ】【歌】などのお題が書かれたイスを出場芸人で奪い合う。次に、イスに座れなかった芸人が、お題や座っている芸人との相性を考えながら対戦相手を指名し、ネタ対決を行う。このようにイス取りとネタ対決を繰り返し、最後まで勝ち残った者が“座王”となる。
ファン感涙の煽り(あおり)VTR! そしてジュニアによる開幕宣言!
初の番組イベントとなった武道館公演では、総勢21名の芸人が参加。ただひとり通算勝利数が300勝を超え、“座王の鬼”と称される笑い飯 西田、100勝以上を上げて金ビブスを着用するR藤本やロングコートダディ 堂前といった実力者、ラランド サーヤ、阿佐ヶ谷姉妹、3時のヒロイン 福田といった女性陣に加え、普段は審査委員長を務めるケンドーコバヤシがプレイヤーとして初参戦。また、ネタ対決の勝敗を決める審査委員長として、初登場となる博多大吉(博多華丸・大吉)が参加した。
カゲヤマによる前説、そしてこれまでの番組の名シーンにジュニアへのインタビューを交えた、期待をあおるVTRが流れたあと、千原ジュニアがひとりで登場。ピンスポットが当たる中「ただ今より『千原ジュニアの座王in 日本武道館』を開催いたします!」という開催宣言からイベントはスタート。プレイヤーは呼び出しと共に東西の入場口から次々と登場。その後、メインステージ奥の大階段から、審査委員長となる博多大吉が登壇。まずはジュニアが大吉に初登場の感想を求めると、「【LIVE STAND】(吉本興業が主催していたイベント)で『座王』のパイロット版をやったときに、相方(博多華丸)が出演していて。そこで観に来ていた(華丸の)娘が大泣きしたので、彼にとっては苦い思い出になっている」と、初登場ながら『座王』にまつわる貴重なエピソードを披露した。
甲乙つけがたいバトルに、初の審査委員長・博多大吉もドロ-を連発!だがお題【メンチ】では悪夢が!?
武道館の特設ステージは、メインステージにMC席・審査員席に加えて敗者席、そしてお題で使用する数々の小道具やセットが置かれており、そこから観客側にせり出す形でイス取りゲーム用のスペースが存在。イス取りが終わればメインステージでバトルを行うシステム。イス取りゲーム時に流れる『座王』ファンにはお馴染みのBGM“オクラホマミキサー”は、なんと人気ロックバンド“キュウソネコカミ”が今回のために書き下ろしたアレンジ版を使用。武道館という場所に相応しい華やかさの中、初戦で座れなかったのは金ビブスの堂前。以降、どのバトルでも甲乙つけがたい名勝負が続き、大吉も悩みに悩んで“ドロ-(引き分け)”を連発するハメに。だが、審査委員長をにらみ、文句や不満をぶつけるお題【メンチ】では、大吉本人に災難が。数々の暴露によって、審査とは別の意味で頭が痛くなる事態に!
初参戦メンバーの奮闘もあれば、武道館に特別な思いを持つ者も……
バトルでは身体を張ったボケを繰り出しながら、キザなセリフを連発するアインシュタイン 稲田。ジュニアやナレーターから「R藤本……」と呼びかけられるたびに「ベジータだぁ!」と返すドラゴンボールのベジータに扮(ふん)する R藤本。彼らが会場をドッと沸かせば、ラブレターズ 溜口や阿佐ヶ谷姉妹がマイペースに笑いを獲得。芸人たちが勝負以外の場面で見せる振る舞いやトークでも会場は盛り上がる。
初めてプレイヤーとなったケンドーコバヤシや、普段は審査委員長として活躍するベテラン・野性爆弾
くっきー!は、その持ち味を活かして自分のフィールドに持ち込もうとする。特に頭に包帯を巻いて現れたケンドーコバヤシは、テレビに映らないR藤本の一面を暴露するなど、平場から相手のペースを乱す試合巧者ぶりを見せつけていた。
一方で、アイドルグループ“つぼみ”時代には残念ながら武道館に立てなかった3時のヒロイン 福田は、感慨深い様子で武道館の雰囲気を味わっていた。
武道館にふさわしい、豪華ゲストが続々登場!
また【大喜利】のお題では、メイクアップアーティストのIKKO本人がまさかの生出演!大喜利のお題に沿って芸人が考えた答えを絶妙の言い回しで回答し“ご本人登場”の強みが生かされた時間となった。
モノマネ芸人が有名人にふんするお題【有名人】では、Mr.シャチホコが、十八番である和田アキ子に扮(ふん)して登場。和田アキ子が言わなさそうなことを臆面もなく披露するシャチホコの芸達者な一面が垣間見えた。
さらに、出演者がゲストにネタを提供する【作家】のお題では、お笑いコンビ・レギュラーがゲストとして駆けつけた。プレイヤーはレギュラーのギャグ「あるある探検隊」用のネタを考え、レギュラーがひねりの効いた「あるある」の数々を披露。
また、観客にスポットを当てると、この日は残念ながら出演することができなかった“武将様”(ミサイルマン 岩部)の出演を願ううちわを持ったファンや、出演者にならってビブスを着用するファンなど、思い思いのスタイルで応援していた。
そして戦いは佳境に!160分に及ぶ死闘の結末は如何に!?
コンビそろっての参戦となったななまがりが“顔”や“言い切り”でバトル外でも笑いを取れば、ものもらいになりながらも奮闘した錦鯉
長谷川、随所でチープモノマネを連発したフルーツポンチ 村上、乳首が透けるほどの“薄T(薄いTシャツ)”を身にまとったマユリカ 阪本なども爪痕を残す。さらにラランド
サーヤ、ヤーレンズ 出井、真空ジェシカ ガク、モグライダー 芝も、その優れたセンスを大いに発揮。また、竹上萌奈アナウンサーや、ジュニアによる大喜利も!
※以下、ネタバレ注意
そしてバトルはテンポよく進み、ついに決勝へ。総勢21名の芸人による白熱のバトルを制し、頂点に輝いたのは、 『キングオブコント2024』準優勝で、『座王』が誇る“細身センスメガネ”の絶対的エース・ロングコートダディ
堂前。優勝した堂前には、審査委員長・博多大吉から番組特製“チャンピオンベルト”が贈呈された。堂前が「座王らしさが出てましたね」と語る決勝戦、そして“座王”の行方を巡る熱い戦いの模様は、4月13日まで配信される。配信では、優勝者をはじめ、大活躍を見せたプレイヤーたちへのヒーローインタビューなどのスペシャルコンテンツも。
終演直後、インタビューのリポーターを務めたMr.シャチホコに「第1回『座王』武道館ライブ、いかがでしたでしょうか」と直撃されたジュニアは「めちゃくちゃ盛り上がったな!お客さんがすごい良かった。だから結果一番すごいのは前説のカゲヤマちゃうかな」と熱がさめやらない様子。また優勝した堂前からも「危惧してるんですけど、お客さんなしの通常回に戻れますかね?」と、大満足の声が。一方、初の審査委員長を務めた博多大吉は「お客さんがあれだけの『座王』ファンだから本当になんか笑うところとかがけっこうリアルで。審査としても、本当に途中からこれは間違えたらまずいなと。本当に気楽な気持ちで僕スキップしながら(武道館に)行ったんですけど、めちゃめちゃ後悔してます(笑)」と武道館での審査を振り返った。
21名の豪華プレイヤーが繰り広げた激闘に次ぐ激闘をぜひご覧いただきたい。
【公演概要】
●千原ジュニアの座王in日本武道館
●出演者
MC:千原ジュニア
審査委員長:博多大吉
プレイヤー:ケンドーコバヤシ、野性爆弾 くっきー!、錦鯉 長谷川雅紀、笑い飯 西田幸治、フルーツポンチ 村上健志、R藤本、阿佐ヶ谷姉妹(渡辺江里子、木村美穂)、ルシファー吉岡、モグライダー 芝大輔、コロコロチキチキペッパーズ ナダル、ロングコートダディ
堂前透、ラブレターズ 溜口佑太朗、ななまがり(初瀬悠太、森下直人)、ヤーレンズ 出井隼之介、アインシュタイン 稲田直樹、マユリカ 阪本、真空ジェシカ ガク、3時のヒロイン 福田麻貴、ラランド サーヤ
ゲスト:IKKO、レギュラー(松本康太、西川晃啓)、Mr.シャチホコ
前説:カゲヤマ(タバやん。、益田康平)
◇番組公式X(旧Twitter)https://x.com/ktv_zaou
◇番組公式HP https://www.ktv.jp/zao/
◇カンテレドーガhttps://ktv-smart.jp/store/series.php?id=KTV4420
◇TVer https://tver.jp/series/srz0rjdh54
<チケット>
配信/3,500円(税込)4/13(日)23時59分まで配信
<お問合せ> zao_event@ktv.co.jp
<主催>関西テレビ放送/吉本興業
<運営>ディスクガレージ