見つかったのは“掘り返されるべきではなかった死体”!? 秘めていた感情をついにぶつけあう薪と雪子!
2025/03/03
板垣李光人と中島裕翔がW主演の『秘密~THE TOP SECRET~』(カンテレ・フジテレビ系)。第5話は4話から続く、通勤電車内で起きた薬剤師の刺殺事件と沿線連続殺人事件の後編。雪子(門脇麦)の感染を知った青木(中島裕翔)は、自らも感染者を装い危険を顧みずに電車に乗り込むと、ついに現れた犯人に声を震わせて怒りをぶつけ、犯人が初めて心情を吐露。一方、薪(板垣李光人)は、“殺人を見て見ぬフリをした”もう一人の重要人物を捕らえ、事件の哀しき真相が明らかに。青木が犯人に激情をほとばしらせ語るシーンは、「電車内での青木の説得良かったし、犯行動機明かされていくと切ない」とSNSでも大変な反響を呼んだ。また、無事回復した雪子が青木を引き寄せてキスした後、颯爽と去っていくラストシーンでは、「衝撃…」「三好雪子、めちゃくちゃかっこいい良いオンナすぎる」などの反響があった。青木と雪子が急接近することで、薪、青木、雪子の微妙な三角関係はさらに複雑になっていきそうだ。
第6話では団地跡から屍蝋化(しろうか)死体が見つかったことから物語が始まる。20年以上も経過していたが死体は原型をとどめていたため、MRI捜査で記憶を調べることに。その結果、思わぬ事件の真相が明らかになっていき…という展開。今回は薪が、雪子の親友の過去を暴いてしまうことで、初めて薪と雪子がぶつかりあい人間関係が大きく変わっていく点がみどころ。また容疑者が犯行に至るまでの、哀しい過去が明らかになっていく様子にも注目してほしい。そんな切ない人間模様が詰まった第6話のゲスト、浜田葵役の藤間爽子、葵の兄・浜田尚役の橋本淳、尚の少年時代を演じた羽村仁成がそれぞれコメントを寄せてくれた。
<藤間爽子 コメント>
Q 藤間さんにとって「浜田葵」はどんなキャラクターでしょうか?
普段は気丈に明るく振る舞う表の姿とは反対に、実は日々何かにおびえながら孤独に生きてきたのではないかと想像します。暗い過去を決して怒りに変換しなかったのが葵の優しさと強さであり、気付けば身体だけ大人になっただけで、心のうちはまだ親の愛を求める子供のまま、成長が止まってしまっているような、そんな純粋さが葵の中にあるような気がしていました。どこかまだあどけない様子が葵から感じられたらいいなと思い、意識して演じました。
Q 撮影現場や、共演者との感想を教えてください。
李光人君とはドラマ「silent」で共演して以来でした。スーツ姿がとても似合っていて、薪そのものになっていました。門脇さんとは今回初めて共演させて頂いたのですが、とてもフランクで明るく、お芝居もご一緒できてとても嬉しかったです。
Q ドラマの見どころや、ドラマを楽しみにしている視聴者にメッセージをお願いします。
心の傷というものは、克服することはできても、傷そのものは一生消えることなく、その人の人生を狂わせてしまうことがある。色々と演じていて考えさせられるものがありました。6話をお楽しみ頂けると嬉しいです。
<橋本淳 コメント>
Q 「浜田尚」を演じるにあたって、意識されたことを教えてください。
とにかく葵のことを思うということ。過去のある一点から常にそこを意識して生きてきたこと。妹のために全てを犠牲にしてきた、そしてこれからもどんなことになっても守ると自戒しているが、どこかそういったことも抱えきれなくなってギリギリの状態であるということ。もう終わりにしたい…と深層心理では思っていること。ということを表には出さずに、心の奥底に常に流れていることを意識していました。
Q 撮影現場の感想や、共演者との感想を教えてください。
脳内映像の撮影シーンは、きっと今後経験することはないであろう珍しい撮影方法でした。まさか自分の眉間に小さいカメラを付けて、カメラマンとして相手役を撮影し、画角に気を配りながら芝居をし、主観なのか客観なのか脳内バランスがおかしなことになる不思議な時間でした。狭い部屋の中でスタッフさんが誰もおらず役者三人だけの密な空間で撮影をするという経験は、とても新鮮で刺激的でした。中島裕翔さんとは現場で久しぶりの再会で、撮影の合間のわずかな時間にお話し出来たことが癒しでした。
Qドラマの見どころや、ドラマを楽しみにしている視聴者にメッセージをお願いします。
自分でさえ自身のことを全て分かることなんてことはなく、ましてや他人のことなんてわかることのほうが少ない、例えそれが血の繋がった家族だとしても。良かれと思ってやったことが、相手にとっては良くないことかもしれない。もちろんその逆も。断片だけではそれが本当の真実かは分からない。ただ残された者はそこから想像するしかなく、そうあって欲しいと願ってしまう。そんな欠落している記憶の隙間は、見ている方それぞれの想像が埋めていく。僕が尚さんと歩いた道とは違う景色が、見る人の数だけある作品だと思います。是非それぞれの感受のままに楽しんでいただけたら幸いです。
<羽村仁成 コメント>
Q ドラマ「秘密 ~THE TOP SECRET~」の台本を読んだ感想を教えてください。
台本を読んだ時、まずそのストーリーの深さに圧倒されました。単なるミステリーとしてではなく、人間の心の闇や葛藤、そして家族の絆といった普遍的なテーマが織り込まれており、非常に考えさせられる内容だと感じました。
特に、MRI映像から過去の記憶や感情を読み取るという設定は、SF的な要素を持ちながらも、人間の脳という未知の領域に触れることで、倫理的な問題も提起している点が興味深かったです。
Q羽村さんにとって尚は、どんなキャラクターでしょうか?
尚は、私にとって非常に複雑で多面的なキャラクターでした。優しい兄であると同時に、過去のトラウマに苦しみ、葛藤を抱える青年でもあります。妹を守るためならどんなことでもするという強い意志を持つ一方で、自分の過去と向き合うことを恐れる脆(もろ)さも持ち合わせています。演じるにあたっては、彼の心の葛藤や変化を丁寧に表現することを心がけました。妹に対する愛情を表現することも重要だと考えました。優しい眼差しや仕草、様々な角度から彼の愛情を表現することに努めました。
Q尚を演じるにあたって意識されたことを教えてください。
彼の抱えるトラウマを理解することを最も意識しました。過去の出来事が彼にどのような影響を与え、どのように妹と向き合ってきたのかを深く掘り下げていくことで、彼の行動原理や感情の動きが見えてきました。また、妹に対する愛情を表現することも重要だと考えました。優しい眼差しや仕草、様々な角度から彼の愛情を表現することに努めました。
<第6話 番組内容>
法医第一研究室に、団地跡から見つかったという屍蝋化(しろうか)死体が運び込まれてくる。低温で高湿度など特殊な環境下だったため、ミイラ化せず原型をとどめているその死体は、雪子(門脇麦)の見立てによると、20~25年前に埋められたものだという。下腹部に刺し傷が集中しており、その残虐な手口から、雪子は『第九』で捜査すべきだと薪(板垣李光人)に進言するが、薪は頑なに拒否。結局、「どうして拒否するのか」と薪に食い下がった青木(中島裕翔)が、1人で捜査することになる。
そんななか、雪子は久しぶりに会った友人の浜田葵(藤間爽子)から、結婚式の招待状を渡される。聞けば、婚約者の早瀬翔(木田佳介)とはすでに一緒に暮らしているものの、男手一つで育ててくれた兄・尚(橋本淳)は翔のことを快く思っていないという。それでも、幸せそうな葵の姿に笑みがこぼれる雪子だったが、そこへ突然薪が現れ、初対面の葵に「この結婚は考え直したほうがいい」と告げ、葵が隠していたあることを指摘。葵は耐えきれずその場から去る。雪子は、薪のあまりにデリカシーのない言動に憤慨し『第九』に乗り込んでくるが、薪は無礼を詫びるどころか、雪子が友人の異変に気づかなかったことを責める。
一方、屍蝋化死体のMRI映像再現に苦戦していた青木は、ようやく画面に映ったある人物に驚愕して…
<作品概要>
【タイトル】『秘密~THE TOP SECRET~』
【放送枠】毎週月曜よる10時~10時54分放送 (カンテレ・フジテレビ系全国ネット)
【出演】板垣李光人 中島裕翔 門脇麦 高橋努 鳴海唯・利重剛・眞島秀和 國村隼 ほか
【第6話ゲスト】
藤間爽子 橋本淳 羽村仁成
【原作】清水玲子「秘密-トップ・シークレット-」「秘密 season0」(白泉社「メロディ」連載)
【脚本】佐藤嗣麻子
【音楽】小島裕規“Yaffle”
【主題歌】「Iris」BUDDiiS(SDR inc.)
【オープニング曲】「ナンセンス」Penthouse(ビクターエンタテインメント)
【演出】松本佳奈 宝来忠昭 根本和政 稲留武
【プロデューサー】豊福陽子 近藤匡 近藤多聞
【制作協力】C&Iエンタテインメント
【制作著作】カンテレ
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