人生、いろいろあるものだが、長生きすればするほど。これまで、一度もそういう目にあったことはなかったのに、一度ブチ当たると続くのか？
一週にもわたって続いたウロウロ台風もようやく熱帯低気圧になり、早朝から広がった青空を確かめて、もう大丈夫だろうと出かけた9月2日（月）、乗り馴れた電車で大阪へ。
習慣で車内で特急券を買うのだが、違わず車内でその日も。近鉄、南大阪線で阿倍野橋まで約30分。
駅の売店でいつもの飲み物を買い、それを飲みながらユッタリとした気分で新聞に目を通す。スポーツ好きなもので、隅から隅まで競輪やモーターボートまで。中でもじっくり見るのはもちろん“競馬”。
「38年目で初、武豊、札幌北海道リーディング」の大きな見出し！
ヘェー、という感じ。こんなのも記録か、とあらためて。いつだったか親しさにつけ込んで
「三浦知良、イチロー、武豊」の3人で一番、先に引退するのは、と豊騎手を冷やかしたことがあったが、一番遅いのは僕ですヨの答え。僕は自営、彼等は雇用というのが理由だったが、なかなか3人共、しぶとい。
それはそれとして、今回は運転見合わせの話。
ゲリラ豪雨で運転見合わせのアクシデントに見舞われたと思ったら、又も見合わせとは。唯一、楽しみな往きの時間なのに。
15分くらい走って急に途中の駅で停車。
阿倍野までノンストップなのに。
周囲の空気が異様だ。おかしい。
暫くして「人身事故があり、この電車はここで運転を見合わせます」の車内放送。
いつもはいない駅員が走り回っている。
帰るしかないか…とまだ動いていた反対側の電車に乗り引き返すことに。
その時に気がついたのだが、車内で買った特急券はどうなる。そんなもん、目的地に到着していなのに払戻し！
冷静に考えればその通りなのだが、それがその場にいるとダメ。雰囲気に負けていた。自分が単に気にもとめていなかったのがウカツだったのか。己が知らなかっただけか。思いしらされた。競馬でも、改めて…がいくらでもあるかも。