1月31日(金)

清の「言いたい放題」

終わった。ヤレヤレだ。無事、終えられてホッとした。こんな気持ちになることはあまりなかったのに、月に1回の競馬雑誌“優駿”の対談だ。
毎回、調教師だったり、馬主だったり、牧場の人だったり、と競馬関係者が多く話も活躍した馬のことが中心で楽しいのだが。時には大魔神(佐々木主浩)や番長(三浦大輔)と競馬好きであり、馬主でもある人達もいる。
今回はドウデュースという2024年度の年度代表馬に選出された馬のオーナー。
実は2歳でデビューして3戦3勝の3度目のGIを勝った2022年の3月に1度出席してもらい今回が2度目。
その1度目が終わって「2度目があるで…」と冗談を言われていたのが、本当になったのだ。
この馬、毎年GIを勝ち、結局、引退する5歳でGI8勝の素晴らしい成績を上げた。それだけに話をしていても楽しかったのにそれでいて終わってホッとした、というのは、実はこのところ体調が今イチ。
この2月19日で88歳。年齢か…。対談の回数が457回目。38年も続いてきた。よくもまぁ…と我ながら感心する。JRAから頼まれたのが50歳の時でまだカンテレの競馬中継の1実況アナウンサーの頃。1回目は当時の競馬会の理事長だった。それから毎月1回のローテーションで1回も休みなし。ただ、困ったのはコロナで騎手だけはダメと規制がかかり、以来、騎手は招けないことになってしまった。
例えば、武豊騎手にしても初めて菊花賞(スーパークリーク)を勝った時と400回目の節日(前、後)の計3回しか出ていない。でも、この対談のお陰で“ここだけ”の話も聞けるようになり、又、それによって人脈が広がったりと大いに役立ち、幅が出てきた。
近々では456回目の49歳のある調教師の時。健康には気をつけてますか、の問いに「年齢を重ねてきて、体力が若い時と違う、と感じるし、馬って生半可な体力とか健康状態では乗れない。仕事をするために体をケアするようになった」等々の話を聞くと、続けていく上で大いに役立ってくる。
又、「馬主さんでお歳を召された方、人生の成功者の方が感動して泣かれる。そんな姿を見ると、こんな魅力的な産業は他に他にはない」と感じる。
馬とは直接関係ないのに、やっぱり仕事を続けていく上で、幅が広がるように思う。
まだ、続けるつもり?とあきれる人もいるだろうが、この対談だけは自分からやめる気はない。そのためにも、年齢云々なんか口にはしていられない。
つきるところは、やっぱり健康だ。
ホッとしようが、しんどいと思おうがやっぱり健康なんだ。
そうでないと好きな馬券も楽しめない。今週は楽しみにしている馬が出走を予定している。2月2日(日)京都11Rシルクロードステークスのペアポルックスだ。
岩田康誠(騎手)頼むゾ!