2月7日(金)

清の「言いたい放題」

雪、雪…。今週は週明けから、10年に1度の大寒波襲来とか、大雪の可能性大とか「寒い、寒い!」この冬、いちばんの寒さのニュースが毎日、毎日流れた。
人間って勝手なもので、昨年みたいな酷暑になると「夏と冬、どっちが好きか」。寒くなったら寒くなったで「冬と夏、どっちがいいか」の類の質問が飛びかう。
水泳が得意な子は「夏」と答え、「スキー」の出来る子は当然「冬」と適当に答えていた。当方みたいに何もできない子は答えようがなかった。
泳げない、水が怖い、から夏は苦手。臨海学校等、小・中学と出席したことがなかった。
かといって冬はスキーやスケートにも全く興味はなかった。どっちも嫌いだ!としか答えようがなく、みんなから笑われたこともあった。
小さい頃は虚弱体質で極端な暑さや寒さには弱かった。
海がない奈良県の超田舎に育った者としては平々凡々とした少年期で「これ」といった夢中になる趣味もなかった。
今から思うともったいない、実にもったいない時間を送ってしまった、と後悔する。後の祭りだ。
雪は降るのか。競馬が開催されている東京・中京・小倉地方で、と叱られるだろうが、競馬のことが気になる。天気図を見ると中京や小倉の上空には雪雲がある。
その雲が週末には東京にかかる。競馬に雪はヤバイのだ。“ヒヅメ”の空間に雪がつまり、それが凍りついて滑って危険な状態になる。走れなくなるのだ。
もう、何年も前になるが、まだ会社にいて競馬中継を担当していた頃、冬の京都開催で昼頃から大雪になりアッという間に積もって途中から中止になったことがあった。
3時からの競馬中継をどうするということになり突然のことで予備の番組もなく、競馬場で番組を作ることになり、当時のプロデューサーから「杉、悪いけど栗東へ行って洋一君を頼んで競馬場まで連れてきてくれ…」
彼と親しいのを知っていた上司の命令。ギリギリ中継の始まる3時に間に合い、先輩の松本アナウンサーの司会で1時間を無難にしのぎきったことがあったのを思い出す。
今週のように早くから長期の予報が出ている時は予備番組を作っておくことも出来るのだが…。優秀な後輩陣なら大丈夫だろう。
だから毎日毎日、天気予報を気にする週だった。週明け、どうなっているのだろう。東京新聞杯、きさらぎ賞と大事な前哨戦がある週なのに、何とか積もらないでくれ!と祈るしかないのか。東京新聞杯ではマテンロウスカイ、きさらぎ賞ではミニトランザットを楽しみにしているのに。