2月28日(金)
清の「言いたい放題」
あ~良かった!
腹の底から突き上げてくる喜び、満足感におそわれた方、特に競馬ファンはいたに違いない。
フォーエバーヤングが勝った。遂にやった。
何も、今回、初めて勝ったわけではない。かつて同じ矢作厩舎のパンサラッサが逃げきっている。
でもわけが違う。あの時は人気もなくマークも薄く、あれ、あれ…の逃げきりだからそんなに力は入らなかったし次の日に結果を知ったから感動はさほどではなかった。だが、今回は香港の雄ロマンチックウォリアーとの一騎打ちと予想。ただ、賞金が世界一とあって年々人気を増し日本馬が4頭、仏1頭、アメリカ1頭、香港1頭、ドバイ1頭、地元サウジアラビア6頭の14頭が出走と多頭数。
そんな固い話はどうでもいい。
実はその夜、ギリギリまで見るか、寝るか迷っていた。昨年の12月初め頃から突如出た帯状疱疹が未だ完治せず針のムシロに包まれたように体調も思わしくない。寝ても痛いのだが、とにかく休みたい、が本音。ところが、やっぱりこと競馬とあればそう簡単には割り切れない。あきらめきれない。いくらスタート時刻が日本時間、2月23日、午前2時40分とキツイ時刻とはいってもあきらめきれない。だが最終的には負けた。身体を休めろ、そうでないと…と医者に言われていたこともあって最終的に寝た。ところが、目が覚めた。時計を見ると2時ちょっと前。とっさに間に合う。身体はシンドイが頭は冴えていた。
布団をはねのけ、ベッドから出るや、スイッチオン。
画角は昼のままでグリーンチャンネルになっていた。即、現地の模様。出走馬が厩舎で鞍をつけているところ。眠気なんか吹っ飛んでいた。鞍をつけ終わった14頭が下見所に入ってくる。いる、いる。日本からの参加のフォーエバーヤング、ウシュバテソーロ、ウィルソンテソーロ、ラムジェット。見馴れた勝負服が下見所を周回する。フォーエバーヤングが堂々の1番人気。僅差で香港の英雄ロマンチックウォリアー。この2頭の一騎打ちと予想され他を大きく離していた。
スタートするや、最外枠(14番枠)のフォーエバーヤングが外から徐々に内の方へと進路をとってくる。2番手だ。
その直後にロマンチックウォリアー、やっぱり一騎打ちだ。
良し、良しだが、どうもロマンチックの方が脚色が良いように見えた。3番手以降は大きく離れた。やっぱり一騎打ちだ。ゴールまで200メートル地点で一瞬、差が開いたように思えた。ヤバイ!しかし、坂井瑠星騎手必死の左ムチを受けて最後の力をふりしぼる。
右へ行きかけるが右ムチを受けて体勢を立て直し一歩一歩近づく。「行け~!」思わず大声が出る。その時、ロマンチックの勢いがやや鈍る。すかさず馬体が合う。あと50メートル、坂井、サカイの連呼。グイとフォーエバーが頭をつき出したところがゴールだった。
何より“嬉しかった”とにかく勝ったことが嬉しかった。スポーツは“生”に限る!
次走はドバイワールドカップ(4月5日、ドバイ・メイダン競馬場)だ。もう迷わない。又、深夜だがサウジカップ、ドバイカップと連勝した馬はいない。初の記録へ。スポーツは“生”だ!
腹の底から突き上げてくる喜び、満足感におそわれた方、特に競馬ファンはいたに違いない。
フォーエバーヤングが勝った。遂にやった。
何も、今回、初めて勝ったわけではない。かつて同じ矢作厩舎のパンサラッサが逃げきっている。
でもわけが違う。あの時は人気もなくマークも薄く、あれ、あれ…の逃げきりだからそんなに力は入らなかったし次の日に結果を知ったから感動はさほどではなかった。だが、今回は香港の雄ロマンチックウォリアーとの一騎打ちと予想。ただ、賞金が世界一とあって年々人気を増し日本馬が4頭、仏1頭、アメリカ1頭、香港1頭、ドバイ1頭、地元サウジアラビア6頭の14頭が出走と多頭数。
そんな固い話はどうでもいい。
実はその夜、ギリギリまで見るか、寝るか迷っていた。昨年の12月初め頃から突如出た帯状疱疹が未だ完治せず針のムシロに包まれたように体調も思わしくない。寝ても痛いのだが、とにかく休みたい、が本音。ところが、やっぱりこと競馬とあればそう簡単には割り切れない。あきらめきれない。いくらスタート時刻が日本時間、2月23日、午前2時40分とキツイ時刻とはいってもあきらめきれない。だが最終的には負けた。身体を休めろ、そうでないと…と医者に言われていたこともあって最終的に寝た。ところが、目が覚めた。時計を見ると2時ちょっと前。とっさに間に合う。身体はシンドイが頭は冴えていた。
布団をはねのけ、ベッドから出るや、スイッチオン。
画角は昼のままでグリーンチャンネルになっていた。即、現地の模様。出走馬が厩舎で鞍をつけているところ。眠気なんか吹っ飛んでいた。鞍をつけ終わった14頭が下見所に入ってくる。いる、いる。日本からの参加のフォーエバーヤング、ウシュバテソーロ、ウィルソンテソーロ、ラムジェット。見馴れた勝負服が下見所を周回する。フォーエバーヤングが堂々の1番人気。僅差で香港の英雄ロマンチックウォリアー。この2頭の一騎打ちと予想され他を大きく離していた。
スタートするや、最外枠(14番枠)のフォーエバーヤングが外から徐々に内の方へと進路をとってくる。2番手だ。
その直後にロマンチックウォリアー、やっぱり一騎打ちだ。
良し、良しだが、どうもロマンチックの方が脚色が良いように見えた。3番手以降は大きく離れた。やっぱり一騎打ちだ。ゴールまで200メートル地点で一瞬、差が開いたように思えた。ヤバイ!しかし、坂井瑠星騎手必死の左ムチを受けて最後の力をふりしぼる。
右へ行きかけるが右ムチを受けて体勢を立て直し一歩一歩近づく。「行け~!」思わず大声が出る。その時、ロマンチックの勢いがやや鈍る。すかさず馬体が合う。あと50メートル、坂井、サカイの連呼。グイとフォーエバーが頭をつき出したところがゴールだった。
何より“嬉しかった”とにかく勝ったことが嬉しかった。スポーツは“生”に限る!
次走はドバイワールドカップ(4月5日、ドバイ・メイダン競馬場)だ。もう迷わない。又、深夜だがサウジカップ、ドバイカップと連勝した馬はいない。初の記録へ。スポーツは“生”だ!