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その答えが第8話では明らかになりました。
今は漫画編集者のたけるですが、本当の夢は漫画家になること…。たけるは「漫画、今すぐ描きたいんです。今描かなきゃ僕じゃなくなるんです」と宣言し、退職の意思を編集長に伝えます。
編集者として漫画に関わりながら夢を追いかければいいじゃないかと引き留められても、意思は変わりません。
漫画家になれなかった。
だからせめて、好きな漫画のそばで仕事がしたかった。でも…
自分の気持ちを押し込める日々の中で、たけるは「漫画のために人生をかけて戦っている人たち」と出会います。そしてその度、「自分は夢を叶えられていない」という思いが、彼の心を締め付けました。

回り道をしたからこそ、自分でもわからなかった「本当の気持ち」にたけるは気づくことができたのかも…。
