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実は6年前には小説家育成合宿「カンヅメ屋敷」というプロジェクトに参加し、小説家を目指していた過去がありながらも、アイデアを溜め込むだけでなかなか作品を書き上げることができず…、好きではない仕事をこなす日々を送っていました。
そんな中、前回の第8話では、漫画家になる夢を追いかけて編集職を手放した後輩の星たける(鈴木大河・IMP. )を見送り…

夢にしがみついているのか、夢から目を背けているのか、自分がわからなくなっていた健斗。




「あの!担当編集者の高坂と申します」

全員が固唾を呑んで健斗の次の言葉を待ちます。
そして、健斗は…
「この新連載、白紙に戻させてください」

同僚たちは顔を見合わせ、編集長は青ざめた表情を浮かべます。
健斗の真意とは?
いよいよクライマックスへと差し掛かった「未恋」。
いろんな回り道をしながらも自分の“好き”にたどり着いた健斗が、この先に出す答えとは一体なんなのでしょうか。