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最強寒波は再びピークに スリップによる事故も 雪かきに追われる住民「やるしかない」02月07日 21:14

今シーズン最強・最長の寒波は再びピークを迎えています。 普段雪が降らない大阪や京都の市街地でも積雪の可能性があり注意が必要です。 近畿では7日も北部を中心に雪が。朝の雪かきは日課になっています。 【雪かきする住民】「子どもたちが通るところだけでも、あけといたろと思ってやってるんですけど、3日連続でやってます」 ■トラックが雪でスリップして側壁に衝突したとみられる事故も

滋賀県北部の長浜市では、高い屋根からの落雪が。 また、北陸自動車道の上り線ではトラックが雪でスリップして側壁に衝突したとみられる事故も。 ■積雪が多い地域では週末の大雪に備え

積雪が多い地域では、週末の大雪に備えていました。 冷蔵庫にはぎっしりと食材が。さらに、備蓄用の冷凍庫も… (Q:大雪降っても大丈夫なように?) 【住民】「大丈夫です、ひと月くらい食べられるかな。工夫してな」 ■冷え込みが苦手な動物も多く、夜は暖房をいれるという

一方、長引く最強寒波、動物たちへの影響は? 京都府福知山市の動物園では、ウサギが小屋の中で身を寄せ合っていました。 寒さが平気な動物も… (Q:寒さに強いんですか?) 【福知山市動物園二本松俊邦園長】「強いです、アンデスの高地におりますから」 (Q:ラマは寒さ喜んでる?) 【福知山市動物園二本松俊邦園長】「喜んでるばっかり。おい、そやな。ぜんぜん応えてませんけど、一応晩になったら中で寝ます」 ラマは平気でしたが、冷え込みが苦手な動物も多く、夜は暖房を入れ、温度調節をしているそうです。 【福知山市動物園二本松俊邦園長】「がんばって一晩無事に済んだいう感じで、毎日が必死ですね。今度のこの寒波はきついみたいなので怖いです」 ■7日夜からあす8日にかけて普段雪の少ない近畿中部でも注意報級の大雪になる可能性

近畿地方の上空には一気に雪雲が流れ込み、7日夜からあす8日にかけて普段雪の少ない近畿中部でも注意報級の大雪になる可能性があるということです。 【大阪管区気象台 小畠豊調整官】「都市部ではわずかな降雪や積雪でも交通障害が起こりやすくなります、くれぐれも十分な備え、時間に余裕をもった計画や行動をお願いします」 ■高齢者が屋根にのぼり雪下ろしする姿も

大雪が警戒される滋賀県長浜市余呉町の現地の状況です。 【記者リポート】 取材4日目ですが、徐々に積雪量が増えてきたように感じます。 除雪作業をしている方に話を聞くと、今朝は窓の真ん中あたりまで雪が積もっていたということです。 雪かきをしないと、地面に積もっている雪と屋根から落ちてきた雪が繋がってしまって、屋根が折れてしまう恐れがあり、数時間かけて除雪作業されていました。 ■「誰かがしてくれるわけじゃないから自分がやるしかない」

雪かきしていたのは77歳の方で、腰にコルセットを撒きながら、「痛いけれどもやるしかないよね」と話されていました。 雪はふわふわしていて、踏むと足がズボっと入ってしまいます。 作業中にこけると、立ち上がれないという危険もあるということです。 また、地域には高齢者の方が多く、取材中には89歳の方が屋根にのぼって雪下ろしをしていて、「本当は大変だし、危ないからしたくないけれども、放っておいても誰かがしてくれるわけじゃないから自分がやるしかない」と話していました。 近畿地方では今後警報級の大雪となる恐れがあります。 雪かき作業は2人でするなど、対策を心がけてほしいと思います。

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