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【速報】岸田前首相襲撃 検察側が懲役15年求刑 被告側は公職選挙法違反の罪一転して認める02月10日 11:53

岸田前首相の演説会場に爆発物が投げ込まれた事件で、殺人未遂などの罪に問われている男の裁判員裁判で、検察側は懲役15年を求刑しました。 木村隆二被告(25)は、おととし、和歌山市の岸田前首相の演説会場で爆発物を投げ込み、岸田前首相などを殺害しようとした殺人未遂など、5つの罪に問われています。 これまでの裁判で木村被告は殺意を否認し、爆発物に「危険性はなかったと感じました」と主張しました。 被告人質問では、木村被告は動機について、選挙に立候補するための年齢の要件や供託金といった現在の選挙制度に不満があり、国を相手取って裁判を起こしたものの棄却されたため、「関心を集めるため」だったと答えました。 また、弁護側から爆弾を作っているときは誰を狙うかを考えていたかと問われると、「当時の岸田さんです」と答えました。 ■検察側は懲役15年を求刑「人が死傷する可能性のある危険な犯行で、選挙という民主主義の根幹を揺るがす行為」

10日の裁判では、開廷すると、木村被告側はこれまで「選挙演説とは知らなかった」として否認していた公職選挙法違反の罪について、「証拠を見て、和歌山1区と検索したこと思い出した。選挙に関連して来たのかなと思います」と認めました。 そして、検察側は10日の裁判で検察側は、被告の犯行は「大勢の人を無差別に巻き込んだテロ行為」と指摘、「人が死傷する可能性のある危険な犯行で、選挙という民主主義の根幹を揺るがす行為」として、懲役15年を求刑しました。 判決は今月19日に言い渡されます。

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