岸田前首相襲撃事件「大勢の人を無差別に巻き込んだテロ」木村被告に「懲役15年」検察が求刑02月10日 12:08
岸田前首相の演説会場に爆発物が投げ込まれた事件の裁判で、殺人未遂などの罪に問われている男に、検察側は懲役15年を求刑しました。 木村隆二被告(25)は、おととし、和歌山市の演説会場で爆発物を投げ込み、岸田前首相などを殺害しようとした殺人未遂など、5つの罪に問われています。 これまでの裁判で木村被告は、爆発物を投げ込んだことは認めたものの、殺意を否認し、「人を死傷させる威力はないと思う」と主張していました。 10日の裁判で検察側は、犯行は「大勢の人を無差別に巻き込んだテロ行為」と指摘、「人が死傷する可能性のある危険な犯行で、選挙という民主主義の根幹を揺るがす行為」として、懲役15年を求刑しました。