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「性暴力救援センターSACHICO」存続へ 大阪府の委託事業に 拠点を移動 協力機関増など体制強化02月14日 20:51

存続が危ぶまれていた、性暴力の被害者のためのワンストップ支援センターについて、大阪府はことし4月から、府の委託事業として運営を続けることを決めました。 「性暴力救援センター・大阪SACHICO」は、24時間体制の電話相談や支援員による心のケア、産婦人科医による診療などが同時に受けられる日本初のワンストップ支援センターとして阪南中央病院の中につくられました。 しかし、医師の働き方改革や病院への負担が重なり、去年から診療体制が維持できず、存続が危ぶまれる状況になっていました。 事態を受けて大阪府は、これまでの支援を続けるため、SACHICOの活動を府の委託事業とし、拠点を大阪府の施設に移すことを決めました。 また、新たに日中に診療ができる非常勤医師を確保するほか、緊急性が高い場合に対応できる協力医療機関を増やすなど、体制を強化する方針です。 大阪府は、委託費用の1億700万円を来年度予算に計上するとしています。

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