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YOSHIKIさんが語る「人を助けることで自分が救われる」LA山火事被災者支援の真意02月15日 12:06

世界的に有名なロックバンドX JAPANのYOSHIKIさんは、ロサンゼルスで発生した大規模な山火事の被災者支援のため食事を配るボランティア活動に参加しました。 また被災地に50万ドル(約7500万円)の寄付を行いました。 この記事では、YOSHIKIさんへのインタビューを通じて、その活動内容や想いについて詳しく紹介します。 (Q.きょうはどのような活動をされました?) 【YOSHIKIさん】「そうですね。今日に限らずやっていこうと思っています。今日は被災された方ですね、今回の火事で、いろいろ被災された方に対して、食事を提供するという、ワールドセントラルキッチンという、チャリティオーガナイゼーションがあるのでボランティアにきました」 「実際に寄付もさせていただいたんですけど、実際にあとは現場でその人たちに触れあってという意味で来させていただきました」 ■被災者との触れ合いから得た気づき「逆に勇気をもらっちゃった」

(Q.実際に直接被災された方と会われて、どういうふうに感じられました?) 【YOSHIKIさん】「皆さん、意外に前に向かって進んでいるんだな。僕も強制避難とか、何度か今回の火事でしていたんですけど、何か自分が落ち込んでいる場合じゃないんだなって。何か逆に勇気をもらっちゃったみたいな感じで」 (Q.今回、参加されようと思ったのは、どういったお気持ちからだったんですか?) 【YOSHIKIさん】日本でも台風とかで、実際にボランティアに行ったことがあるんですけど、やはり実際に被災された方たちとお会いしたり、現場に行ったりすると、僕は結構寄付みたいな形で、遠くから支援をしていたと思うんですけど、やはりやっぱり現場に来るというので、より一層そのチャリティについて考えさせられる」 ■50万ドルの寄付と復興への願い(Q.実際に現場に行かれ、さらに50万ドルというかなり高額な寄付をされたとも発表されましたが、どのような復興を望まれますか?) 【YOSHIKIさん】「ロサンゼルスに30年住んでますが、前代未聞の災害だったので、まだまだ時間がかかると思うので、継続的に自分も支援していこうと思っています」 ■YOSHIKIさんご自身も避難「精神的にはかなりまいってしまいました」

(Q.YOSHIKIさんご自身も避難されたんですよね。その時、どういうお気持ちでした?) 【YOSHIKIさん】「その時はとりあえず、僕はこっちにレコーディングスタジオをもってるんですけど、そこも強制避難の所に入りまして、とりあえず何を持って出なきゃいけないっていうのは、もう30分とか、そういう時間帯の中で決めなきゃいけなかったので、とりあえずハードディスクですか」 「今までレコーディングされたものとか、そういうものを持ってみんなで避難したんですけど…そうですね、ちょっとその現実を把握するのに時間がかかったというか、もう何秒単位ですごい広大な土地が燃えてたので、目の前に迫ってきてましたし、火も見えてたし、灰もすごかった。そういう状態が2週間とか続いたので精神的にはかなりまいってしまいました」 (Q.YOSHIKIさんも精神的にダメージを受けられたのを公表されてますけど、今は精神的ににはどういう状況ですか?) 【YOSHIKIさん】「そうですね。毎日ちょっと今、お医者さんに通っていますが、やっぱり人を助けることで自分が救われるっていう、いつもそうなんですけど。やっぱり寄付とかさせていただいたり、ボランティアさせていただくと、『自分がまだ生きていていいんだ』みたいな。ちょっとそういう自分で言うと、ちょっとわがままなんですけど、自分のためにもなっていることで」 ■「本当に信じられない」 被災地域との関わりと心境

(Q.焼けてしまったパシフィックパリセーズやイートン地区とかとYOSHIKIさん行かれたことありました?) 【YOSHIKIさん】「もちろんです。こっちに住んで長いのであります」 (Q.その町が失われてしまったこと。どう思われますか) 【YOSHIKIさん】「マリブにもそうなんですけど、本当に信じられないんですよね。色んなことが重なってしまったっていう。ちょっと前に多くの雨が降って、2年前とかですかね。色んな植物とか、ベジテーションが実って、しばらく今度、乾燥してる時期が続いて、ほぼ前代未聞の強風が今回来まして、サンタアナウィンドっていうんですが、毎年それは来るんですが、今回は特に強いのが来まして。その悪い要素が重なってしまって、こういうことになってしまった。去年までは結構いろんな海外にいたんですよ。今年たまたまロサンゼルスにいましてこの時期に。目の当たりにして、ちょっと信じられないですね」 ■消防体制の課題と今後の支援「自分なりにもサポートしていけたら」(Q.消火栓の水がなくなってしまったり、風が強い中でヘリコプターが飛べず火が消せなくて、町の消火体制の見直しが必要じゃないかと言われています) 【YOSHIKIさん】「今回の寄付の中で、古くなってしまった消防自動車であったり、故障してしまってる消防自動車も何台もあった。そういったいろいろな問題が数えきれないほどのことが色々重なってしまったと思うんですけど、そういった面も含めて、自分なりにもサポートしていけたらなって思っています」

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