関西のニュース

維新・吉村代表 立花氏に「情報提供」兵庫3県議巡り「代表として申し訳ない」「説明責任果たした」とも02月25日 19:25

日本維新の会の吉村洋文代表は25日、取材に応じ、兵庫県議会の維新に所属する県議がNHK党の立花孝志代表に対し、非公開とされた百条委員会の音声データや、真偽不明の文書を提供していたことについて、「代表として申し訳ない」と謝罪しました。 ■NHK党・立花党首に「非公開」音声データ 「県議が黒幕」文書提供 「除名」「離党勧告」検討

兵庫県議会の維新に所属する増山誠県議は、NHK党の立花孝志党首に、「選挙前は非公開」とされていた斎藤知事の疑惑について調査する百条委員会の音声データを提供していました。 また同じく兵庫県議会・維新の岸口実県議は、一連の斎藤知事の告発などについて、「県議(知事選後に辞職し、その後死亡した竹内県議)が黒幕」という文書が立花党首に手渡された場に同席していました。 また維新の白井孝明兵庫県議は、立花党首に情報提供しようと、連絡を取っていたと明かしていました。 増山県議と岸口県議は、百条委員会の委員を辞職。増山県議は維新に離党届を出したものの受理されず、「兵庫維新の会」の党紀委員会で「除名」処分が検討され、岸口県議は「離党勧告」処分が検討されています。 ■吉村代表「明らかなルール違反もあります。ここについては代表として申し訳ないと思います」

吉村代表は、25日の取材で兵庫県議の問題を巡り、代表としての責任について聞かれ、次のように答えました。 【日本維新の会 吉村代表】「明らかなルール違反もあります。ここについては代表として申し訳ないと思います」 ■橋下氏の「兵庫維新解散すべき」は「一旦、全部やり直すべきだというご意見 それぐらい重たい」

また「維新」を創設した、弁護士の橋下徹氏から、「『兵庫維新』は解散すべき」という意見が出ていることを聞かれると、次のように述べました。 【日本維新の会 吉村代表】「一旦、全部やり直すべきだというご意見だというふうに思います。それぐらい重たいことだということだと思います」 ■吉村代表「県議3人は『説明責任は果たしたと思います』」も「ルール違反明らか 厳しい対応必要」

そして「除名」や「離党勧告」といった処分が検討されている、増山県議、岸口県議については、「説明責任は果たした」としたものの、重い処分は当然だという見方を示し、増山県議については「除名されれば議員辞職すべき」と指摘しました。 【日本維新の会 吉村代表】「(3県議は)説明責任は果たしたと思います。(会見は)時間無制限で5時間以上でしたかね。質問がなくなるまで続けたので、説明責任を果たしたというふうに思います」 「処分についてですけど、まず兵庫維新の会での綱紀委員会で、増山議員については『除名』と、そして岸口議員については『離党勧告』が相当ということが、出されています。非常に厳しい意見であり、私自身もそれについては厳しく、やはりこれは対応すべきだと思います」 「ルールに違反してることはもう明らかですから、本人がどういう思いで、これやったかというのは、記者会見で言った通り、やはりこの兵庫県民の皆さんに、例えば秘密会(非公開とされた百条委員会の証人尋問)の情報というのを、何とか知ってもらいたかったということ。 そういう思いで、というのはわかるんですけれども、ただこれはやってはいけないことだと思います。ルール違反です。明らかなルール違反です。正当化されるものでは全くないと思いますから、やはりこの厳しい対応が必要だと思います」 ■増山県議は「除名」なら「議員辞職するべき」と指摘

そして増山県議については、除名処分が決まれば議員辞職すべきだと指摘しました。 【日本維新の会 吉村代表】「これを許せば維新の会はそのルールを守らないと言う事に守らなくてもいいのかということになりますから。意図的にルールを破ってるわけですから、やっぱりそれは許されないということになると思います」 「除名処分ということになれば、これはもう維新として、除名するわけですから、維新の公認で当選してきてる以上は議員辞職するべきだと思います」

この記事をシェアする

最新のニュース

関西のニュース一覧