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高齢女性から現金だまし取ろうとした現行犯で18歳男を逮捕　60代男性をだまし「受け子」に利用か03月04日 16:25

警察官をかたって、大阪市西区に住む高齢女性から現金850万円をだまし取ろうとした現行犯で、18歳の男が逮捕されました。 男は、犯行の手口に第三者を利用していました。 ■90代女性に警察官装い「現金を回収しに行く」と事情知らない60代男性を“受け子”として派遣か住居・職業不詳で台湾国籍の男（18）は2月下旬、「かけ子」の男らと共謀し、大阪市西区に住む90代の女性に対して、警察官を装って、現金を回収しに行くと話し、事情を知らない60代の男性を派遣して現金850万円をだまし取ろうとしたところを詐欺未遂の現行犯で逮捕されました。 警察によると、60代の男性が付き添い、女性が高額の金を引き出そうとしたところを不審に思った銀行員が通報し、警察は金銭の受け渡し場所に現れた男を現行犯逮捕しました。 男はだまし取った現金の回収役とみられていて、警察の調べに対し、「友人に荷物を取ってきてくれと頼まれて取りに行っただけ」と容疑を否認しています。 ■第三者の60代男性を信じ込ませ「受け子」として利用警察によると、第三者の60代の男性にも、女性と同じく警察官をかたる男から電話があり、「あなたに逮捕状が出ている」と信じこませたうえで指示に従わせ、男性に90代の女性の通帳の受け取りや、女性の出金の手続きを一緒にさせていました。 特殊詐欺の事件では、これまで通帳やキャッシュカードなどを受け取る「受け子」による犯行が多くみられていますが、今回は「受け子」に、事情を知らない第三者を使っていて、こうしたケースは大阪府警では初めて認知されたということです。 警察は、この事件の共犯についても引き続き調べています。