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”料理の鉄人”放送作家プロデュース「食べることの意味を考える」パビリオン【大阪・関西万博】03月18日 21:03

いよいよ来月4月13日に開幕する大阪・関西万博。 「料理の鉄人」の放送作家・小山薫堂さんがプロデュースしたパビリオンが、初めて公開されました。 一体どんなパビリオンなのか。「newsランナー」竹上萌奈キャスターが取材しました。 ■「日本人が一生のうちに食べるたまご」

万博を代表するパビリオンの一つ「EARTHMART(アースマート)」。 プロデュースしたのは放送作家として料理にまつわる数々の番組に携わってきた、小山薫堂さんです。 まず目に留まったのが「目玉焼き」。 【小山薫堂さん】「本当はリアルなたまごを使いたかったのですが、崩れてしまうので…」 一生のうち日本人一人が食べるたまごの量を表現したもので、その数およそ2万8000個。世界トップクラスなのだそうです。 ■「日本人が食べる10年分の食材」

ねぶたで作られた巨大な「いのちのカート」は、日本人が食べるおよそ10年分の食材の量を表しています。 【竹上萌奈キャスター】「食のパビリオンで見せる意味は、どういうものなのでしょうか?」 【小山薫堂さん】「食の奥にある情報や知識を学ぼうという気分になると思うんです。食べるということの意味を、それぞれの人が考えてみるだけでも、価値があるんじゃないかなと思います」 ■「食の未来」を考える

さらには食の未来を考えるコーナーもあります。 人間国宝のすし職人、すきやばし次郎創業者の小野二郎さんが、養殖魚で握ったすしを提供してくれる…映像体験ができます。 【竹上萌奈キャスター】「(すしの映像が出る“すしげた型モニター”に)赤うに軍艦を作ってくださいました(映像なので食べらませんが…)」 漁獲量が減る未来を見据え、養殖魚などの新しい技術を取り入れたすしを(映像で)握ってくれます。 食と命の循環にふれ、未来の食を知るきっかけになるかもしれません。 ■食について考えてみては

【竹上萌奈キャスター】「概念的に『食』を学び、命のありがたさを学んでいこうというものでした」 食について考える機会ということですが…。 【犬山紙子さん】「おすし食べられへんの?っていう気持ちになっています。でもあんなふうに可視化される。これだけたまごを食べているんだとか、10年間でカートにこれだけの大きさなんだと、可視化されているのは分かりやすくて、すごくいいですよね」 【竹上萌奈キャスター】「目で見て学ぶことができるというのがあります。ご覧いただきたいのが、小山薫堂さんが展示の最後に置かれているのが、美しいお花が刺さった白い陶磁器。これは『うんこ』です。人間国宝の方が作られた『うんこ』で、大根の花が刺さっていて、“命の最後の形”から、また新たな命が生まれ育つ様子を表現されています」 食について考えてみてはいかがでしょうか 。 (関西テレビ「newsランナー」 2025年3月18日放送)

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