
外国籍貨物船と衝突の押船が転覆し男性が死亡した事故 業務上過失致死などの容疑で船の操縦者を書類送検03月25日 08:09
神戸港で去年、外国籍の貨物船と衝突した日本の船が転覆し男性1人が死亡した事故で、双方の船の操縦者が業務上過失致死などの疑いで書類送検されました。
去年11月、神戸港の沖合で他の船を押す役割がある日本の押船(おしぶね)が、マーシャル諸島船籍の貨物船と衝突し転覆しました。
この事故で、転覆した船の船長(73)が死亡したほか、押船を操縦していた乗組員がけがをしました。
■神戸海上保安部は双方の船の操縦者を業務上過失致死容疑など書類送検した
神戸海上保安部は事故原因の調べを進め、24日、貨物船の操縦者(64)を業務上過失致死傷容疑など、押船の操縦者(75)を業務上過失致死容疑などで書類送検しました。
2人は押船が適切な見張りを行っていなかったことや、貨物船が押船を認識しながら汽笛を鳴らさなかったことで船が衝突し船長を死亡させた疑いがもたれています。
調べに対していずれも容疑を認めているということです。