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70代男性「はしか」感染確認 海外渡航歴なし 奈良県内でバス・鉄道やショッピングセンターを利用03月26日 20:43

奈良県は3月26日、県内の医療機関から麻しん(はしか)の発生届が提出され、検査の結果陽性が確認されたと発表しました。 患者は、70代の男性で、3月17日に咳、鼻汁、発熱、発疹などの症状が現れたということです。 患者は23日に医療機関に入院し、24日に医療機関から麻しん発生届が出され、県保健研究センターで遺伝子検査を実施したところ、麻しん陽性が判明したということです。 患者に海外渡航歴はありませんでした。 ■患者はドラッグストア、ショッピングセンターなど利用奈良県は、当該患者の疫学調査を行った結果、次にあげる施設などを利用していて、不特定の方と接触した可能性のあることが判明したため、注意喚起のため施設などについて発表しています。 なお奈良県によると、麻しんウイルスの空気中での生存期間は2時間以内とされており、現時点で患者男性が利用した施設などを利用しても、感染の心配はないということで、施設などへの問い合わせはしないよう呼び掛けています。 【施設など】 ・3月19日(水)、20日(木)、21日(金)午前中 スギ薬局登美ヶ丘店 ・3月22日(土)昼ごろから夜まで イオンモール高の原 おもに4階フードコートを利用 【公共交通機関など】 ・3月18日(火)6時台 奈良交通バス(左京循環)を利用し高の原駅へ ・3月18日(火)20時以降 奈良交通バス(左京循環)を高の原駅から利用 ・3月19日(水)、20日(木)、21日(金)7~8時台 奈良交通バス(左京循環)利用後、高の原駅を経由し、奈良交通バス(高の原駅/学研奈良登美ヶ丘駅行路線)を利用 ・3月19日(水)、20日(木)、21日(金)9~11時台 奈良交通バス(学研奈良登美ヶ丘駅/高の原駅行路線)を利用後、、高の原駅を経由し、奈良交通バス(左京循環)を利用 ・3月22日(土)8時台 奈良交通バス(左京循環)を利用し高の原駅へ ・3月22日(土)21時以降 奈良交通バス(左京循環)を高の原駅から利用 ・3月18日(火)、22日(土)6~9時台 近畿日本鉄道 高の原駅から大和西大寺駅を経由し若江岩田駅 ・3月18日(火)18時以降 近畿日本鉄道 若江岩田駅から大和西大寺駅を経由し高の原駅 ・3月22日(土)11時台 近畿日本鉄道 若江岩田駅から大和西大寺駅を経由し高の原駅 ■奈良県からの注意事項また奈良県は次のように注意を呼びかけています。 ・同日に上記施設を利用した方で、4月12日(土)までに、発熱・かぜ症状・発疹の症状が現れた場合は、医療機関の受診が必要です。 ・麻しんは感染力が極めて強く、典型的な症状として、感染すると約10日後に発熱やせき、鼻水といったかぜのような症状が現れ、2~3日熱が続いたあと、39度以上の高熱と発疹が出現します。 ・麻しん患者と接触した場合は、潜伏期間を考慮し、接触後21日間の健康観察が必要です。 ・受診する前に最寄りの保健所に連絡するか、必ず事前に医療機関に連絡し、「麻しんかもしれない」ことを伝えたうえで、指示に従ってください。 ・麻しんは感染力が強く空気感染もするので、手洗い、マスクのみでは予防することができません。予防接種が最も有効な予防方法であり、定期予防接種は1歳児、就学前の年長児の2回接種です。 ・過去にり患した方や2回予防接種している方については、発症リスクは低くなります。 (関西テレビ 2025年3月26日)

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