
4月から値上げラッシュ到来 物価高対策「現金給付が早い」が現状では時間もコストもかかる03月31日 17:45
春の値上げラッシュ到来。
食品から日用品まで、4月1日から4225品目が値上げとなります。
31日、関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」に出演した橋下徹氏は、「値上がりは社会で許容しなければいけない。物価高対策は現金給付がシンプルでスピーディー」と述べました。
■『値上がりは社会で許容しなければいけない』と橋下氏
家計に大きな負担となる値上がりについて、「社会で許容しなければいけない」と橋下徹氏は述べました。
【橋下徹氏】「値上がりする→商品価格が上がる→いろんなサービス・いろんな商品も生まれて社会が発展して、それで賃金も上がっていく。ということだから物価が上がらなきゃいけないんだけど、それ以上に賃金も上がらなきゃいけないですね」
■食料品の消費税減税について石破首相は「よく考えて検証したい」
食品の値上げについては、国会で石破首相から気になる発言がありました。
食料品の消費税減税について聞かれた石破首相は、「一概に否定するつもりはない。いかなる効果があるのかよく考えて検証したい」と述べています。
■「物価高対策については「現金給付がシンプルでスピーディー」
これについて橋下氏は、物価高対策については「現金給付がシンプルでスピーディー」だとし、デジタルシステムを構築すべきだと指摘しました。
【橋下徹氏】「「低所得者、中所得者で苦しい人たちには、物価対策は必要だと思います。食料品(の消費税)について『8パーセントから0パーセントにする』。それは分かりやすい物価対策だと思うんですが、より分かりやすい物価対策としては、現金給付で、電気代に使うのか、ガソリン代に使うのか、食品代に使うのかは(現金給付)を受けた人が判断すればいい。現金が一番早いと思います。
ただ、そのデジタルシステムが今ないから、(現金を)配るのにも1000億円費用がかかる。マイナンバーと銀行口座と所得の情報をくっつければ、ボタン一つで国民に現金が届くような仕組みを作らなきゃいけないんですけどね」
(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」 2025年3月31日放送)