
【速報】徳島県で2件の食中毒事件が発生 31名が症状を訴える ノロウィルスが原因04月06日 17:51
徳島県の2つの飲食店で相次いで食中毒が発生していたことが分かりました。これまでに合わせて31人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、患者の便からはノロウィルスが検出されています。 食中毒が発生したのは、三好市にある飲食店「カフェレスト イスバ」です。徳島県安全衛生課によりますと、先月29日から31日にかけて、この施設が提供した食事を食べた複数の客や関係者から、下痢や嘔吐、発熱などの症状が出ていると保健所に連絡がありました。これまでに15名が症状を訴えていますが、快方に向かっているということです。 また先月30日には、三好郡東みよし町にある飲食店「みかもの大ちゃん」が提供した葬儀用の弁当を食べた16人も、同様の症状を訴えていたことが分かりました。このうち1名は今も入院中ですが、命に別状はないということです。 2件とも患者の便などからノロウイルスが検出されました。このため保健所は、店側が提供した食事が食中毒事件の原因と断定し「カフェレスト イスバ」に対し、今日から4日間、「みかもの大ちゃん」に対し今日から3日間の営業停止処分を行いました。 保健所では、他にも症状を訴えている人がいないか調査を進めるとともに、改めて食品の適切な取り扱いや手洗いなどを徹底するよう呼びかけています