
【速報】『奈良の学校グラウンドで落雷事故』意識不明の重体の生徒2人のうち1人が意識回復04月14日 14:30
奈良市の帝塚山学園のグラウンドで、生徒が雷に打たれた事故で、意識不明の重体となっていた中学生2人のうち1人の意識が回復したことがわかりました。
またすでに意識が回復していた1人は動ける状態まで回復したということです。
10日、奈良市にある帝塚山学園のグラウンドで、部活動をしていた中学生と高校生の6人が雷に打たれて病院に運ばれました。
病院に運ばれた6人のうち、3人が一時心肺停止になったり、意識不明の重体となったりするなど、深刻な状態となっていました。
・(10日)心肺停止で運ばれた中学生(Aさん)
→病院到着時は意識不明の重体。
→(11日)意識不明の重体
→(14日)容体に変化なし。
・(10日)意識混濁で運ばれた中学生(Bさん)
→病院到着時は、意識不明の重体。
→(11日)意識不明の重体。
→(14日)意識が回復。ただ、重体のまま。
・(10日)意識混濁で運ばれた中学生(Cさん)
→病院到着時は、意識不明の重体。
→(11日)意識が回復し、命に別状なし。話せるところまで回復
→(14日)動ける状態にまで回復。
心肺停止で病院に運ばれ、到着時には心肺機能が回復し、意識不明の重体となっていたAさんは14日午前11時半現在も意識不明の重体。
意識混濁の状態で病院に運ばれ、到着した時には意識不明になっていたBさんとCさんのうち、Cさんは意識を回復し、4日午前11時半現在では動ける状態まで回復。
Cさんは意識を回復したものの、命が危険な状態が続いているということです。
この事故を巡って、グラウンドがある奈良市西部には10日、雷注意報が発表されていましたが、学校側は12日に開いた記者会見で、サッカー部の顧問がこの注意報を「認知していなかった」と説明しました。
【帝塚山学園の記者会見】「急激な天候の変化で起こったということで、なかなか今回においては防ぎきれなかったのではないかと私たちは考えております。学校の中での責任と考えております」
学校側は、調査委員会を設置して対応を検証する方針です。