日本の道路にあった「安全神話」は、30年前、もろくも崩れ去りました。 バスの運転手、安井義政さん(63)はその時、まさに「命の危機」にさらされました。
【帝産観光バス 運転手 安井義政さん】「1秒早くても落ちてるやろな」
【帝産観光バス 運転手 安井義政さん】「ちょうどここなんですよね。この橋がつぶれるとは誰しもが思っていなかった」
【記者リポート(1995年)】「ご覧ください、バスが半分飛び出して、今にも落ちそうな状況になっています」
落下寸前で止まったバス。 安井さんは、このバスに乗っていました。
【帝産観光バス 運転手 安井義政さん】「空がフラッシュたいたようにパッと光った。ドーンっていう縦の(揺れ)が起きて。映画のワンシーン見ているのかなって思いました」
30年たった今でも、携帯電話の待ち受け画面は、当時の写真。 その記憶が色あせることはありません。
【帝産観光バス 運転手 安井義政さん】「鮮明にというか、忘れたらあかんことなんかなと思う。20歳くらいの子ならもう全然知らない。ただ、みんなに共有して伝えていかなあかん部分ってあるのかなと思いますね」
(関西テレビ「newsランナー」 2025年1月13日放送)