大阪府の吉村知事は関西テレビ「報道ランナー」に出演し、緊急事態宣言の解除後の対応などについて考えを述べました。
国に緊急事態宣言の解除要請を行う場合、大阪府は兵庫県・京都府と共同で行う方針が示されています。
しかし、解除要請を行う独自の基準は、兵庫県の設定がより厳しくなっているとみられ、大阪府が先に「独自基準クリア」という状態になることが予想されます。
そのケースについて吉村知事は「兵庫大阪京都は経済圏が一体、三府県一体で、解除要請するなら解除要請する。しないならしない。ここは三者一体でやっていきたいと思っています」と述べました。
仮に、兵庫県・井戸知事が「まだ、うちが基準をクリアしていない」と言えば我慢するか…と聞かれると「井戸知事の意見はもちろん重要になってくる」と述べた上で、以下のように話しました。
【大阪府・吉村知事】
「ただ最終的に、大阪で事業をやっている皆さんの命も生活もあるわけで、どうしても意見が合わないということになったら、それぞれの知事が、それぞれの府民から負託を受けている訳で、僕は兵庫県民の皆さんからの一票の負託を受けていませんので、最後の責任者という自覚と責任をもって判断します。だから、常に一体というわけではありませんが、できるだけ京阪神は一体で合わせていきたいし、その話し合いはしたいと思っています」