ペルー公式訪問でみえた"佳子さま"らしさとは… 乗り継ぎをするアメリカで姉・眞子さんとの再会はあるのか【皇室担当・解説委員に聞く】 2023年11月10日
秋篠宮家の次女・佳子さまの、ペルー公式訪問。かなりの過密スケジュールだったようです。皇室担当の解説委員によると、今回のご訪問では随所に佳子さまらしさが見受けられたということです。どういうところが佳子さまらしいのか?フジテレビ皇室担当の橋本寿史解説委員に詳しく話を聞きます。
佳子さまがお若いということもあって、ハードスケジュールになったのでしょうか?
【フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員】
「佳子さまが若いというのもありますけども、1番は1日遅れてご到着されて日程を調整してすべての日程をうまくはめ込んだため、よりハードなスケジュールになってしまった。若い佳子様といえども大変でいらしたと思います」
予定キャンセルはなかったのでしょうか?
【フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員】
「日付を調整して入れ替えたりしたところはあるのですけども、全日程を予定通りこなされたということです」
では、どんなところに「佳子さまらしさ」を感じられたのか見ていきましょう。
■スペイン語の手話を習得
佳子さまらしさは「若い皇室の明るい親善交流」に表れているそうです。
長時間の移動や過密スケジュールでも佳子さまは疲れを見せずに笑顔で交流されていて、現地メディアは「微笑のプリンセス」と報じています。終始笑顔だったのが印象的でしたね。
【フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員】
「本当に佳子さまの笑顔というのは印象的で、その笑顔と若さというのがより周りに明るさというのを与えてくれたような気がします。海外親善は今回2回目ですが、初めての時は戸惑いというか硬い所も見えたんですけども、今回は温かい歓迎で素直ないい笑顔を見せてくださった気がします」
こういった佳子さまらしい交流が、現地で親日の土壌をつくる大きな成果につながるということですが、今回、佳子さまは相当力を入れて準備されたということでしょうか?
【フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員】
「ペルーという国は世界で3番目に日系が多い国です。これは皇室全体での話ですけども、そういった国の移民の苦難の歴史、戦争のときには敵対する国になったりもしたんですけども、生活に根付いてきた日系の方々に対して大変心を寄せられている。佳子さまもそういった歴史、文化というものに心をずっと寄せられている。佳子さまは日本でもいろいろな手話をなさっていたのですけども、こういった所へ行って現地で使われている手話を見せられた。手話での交流というのは佳子さまらしさを拝見できたような気がしています」
スペイン語の手話について佳子さまはどれくらい前から準備されていたんですか?
【フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員】
「日本の中でもいろいろな地方によっては手話のやり方が違うようでして、当然海外ではもっと違うものなので、訪問が決まった段階で、現地の学校からビデオを取り寄せて、日本の中でいろいろと勉強をされたということですから、相当期間をかけて勉強されたのだろうなという風には思っております」
準備から訪れる国へのリスペクトの気持ちというのがきっと伝わっているでしょうね。
■姉・眞子さんへのメッセージ
ちょっと意外だった「佳子さまらしさ」もあったようです。
それは「姉の眞子さんへのメッセージ」ということですが、今回のペルーご訪問で佳子さまがお召しになっている物は、以前、眞子さんが身に着けていたものだということです。
橋本さんによると出発前に眞子さんからアドバイスがあったはずなので、眞子さんへの感謝の気持ちや応援のメッセージが込められたのではないかとのことですが、かなり眞子さんを意識されていたということですか?
【フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員】
「記念式典でご両親や眞子さんから思い出を聞かされていたという話もあったように、眞子さんが勉強で使われた本などの資料も読んで今回はペルーに向かわれています。眞子さんと佳子さまはいろいろと連絡を取り合われている様子がありますので、今回の訪問にあたっても、眞子さんからいろいろな話を聞かれたのだろうと思っています。そしてその中で眞子さんがかつて着た着物やドレスを使うということは、佳子さまが眞子さんに対して『私は公務をきっちりと頑張ってやっています』ということを伝えたい、それと同時に眞子さんのものを身につけていることで『私はいつも眞子さんのことを応援していますよ』とメッセージを伝えようとされたのではないかなという気がしてなりません」
眞子さんが着たものを身につけられたことは意外でしたか?
【フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員】
「そこまで意外というわけではないのですけども、やはり眞子さんの思いというのも受け継いでいこうという気持ちは佳子さまの中にお持ちなのかなという気はしています」
眞子さんが結婚する際、赤坂御用地を出発する前に玄関で姉妹が抱き合われている様子が非常に印象的でしたね。
【フジテレビ皇室担当の橋本寿史解説委員】
「私はお2人がハグをしたときには、眞子さんにとってはなかなかつらい状況の中だったので、佳子さまが私は姉の味方だよというすごく強い気持ち、なんでも話せる仲でいらしたので、あのようなシーンにつながったのだろうという風に思います」
仲の良い姉妹ということは、こんな可能性があるかもしれません。
■姉・眞子さんとアメリカで再会する可能性は?
佳子さまはペルーから日本への帰国の途につかれましたが、直行便がないので、アメリカのヒューストンで乗り継ぎすることになります。ということは、乗り継ぎをするアメリカで佳子さまは姉の眞子さんと会われるのではないか?と思うのですが、どうでしょうか。
橋本解説員によるとあくまでも“宮内庁の発表”では会う予定はないとのこと。ただ「宮内庁はプライベートな予定は公表しないので…」ということです。
「…」に含みがあるように感じるのですが、実際はいかがでしょうか?
【フジテレビ皇室担当の橋本寿史解説委員】
「『…』はつけましたけれども、やはり難しいと思います。アメリカに行くと領事館や大使館の人間たちが出迎えていろいろとお世話をしますし、当然お付きの方もいらっしゃいます。実は眞子さんの南米訪問のよきに、ヒューストンに寄って、その時に留学中の小室さんと会うのではないかという話もありましたけどそういったことはなかったようですし、今回もなかなかそれは難しいと思います」
眞子さんが結婚されてからお2人は会っているのですか?
【フジテレビ皇室担当の橋本寿史解説委員】
「直接の対面はしたことはありません。ただ、連絡はいろいろと取りあっていらっしゃるようなので、いろんな形で話をしたりはしているのだと思います」
今回のペルーご訪問もかなりの過密スケジュールでしたが、日頃から佳子さまはお忙しい状況ということですが、どうしてなのでしょうか?
【フジテレビ皇室担当の橋本寿史解説委員】
「やはり一つは、今回ペルー訪問ということで、ペルーの関係のご説明やいろいろなところへのご挨拶ということもありました。それと同時に眞子さんが皇室で出てしまった後、眞子さんがやっていた公務というのを佳子さまが引き継がれているものがたくさんあります。」
昔に比べて皇族の人数が減っているので、それぞれのご負担が大きくなっているということもあるのでしょうね。
【関西テレビ 神崎博報道デスク】
「そうですね。ご結婚などでどんどん皇族が減っていく中で公務の量は変わらないのでどのように分担していくのかという問題になっています。根本的な問題は皇族をどうしていくのかという、議論は進んでいるのですが、はっきりとした答えが出ていないという状況です」
■佳子さまはネット通販は?
ここで視聴者からのLINE質問です。
‐Q:ご訪問国の文化、歴史、産業などはお調べになるのでしょうか?
【フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員】
「いろんな方からお話を聞いて、外務省の方からもその国についていろいろご説明を受けていきますので、当然そういった文化や歴史、産業については、その国を知らなければ訪問できませんから、勉強されて訪問されています」
‐Q:服は自ら購入されるのですか?ネット通販で買われることもありますか?
【フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員】
「ネット通販で買われているかというのはちょっとわかりませんけども、服については佳子さまはご自分でたぶん買われていると思います。お好みもありますし。当然、宮中行事で作るようなものに関してはご両親とご相談をしたりしてデザイナーさんとこういったものがほしいということはされていると思うんですけども。普段着るようなものは佳子さまがお求めになっていると思います」
ご自分でお店に行って購入されるということはあるんでしょうか?
【フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員】
「学生のころはどうやらそういうこともあったようですけども、今はなかなか、佳子さまが動くと警備のことや多くの人が集まってしまったりするので。どれくらい行かれているかはわからないですけど、可能性としてはあると思います」
ショッピングやお友達とカフェでお茶をするなどは?
【フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員】
「そういった気軽というのが皇族のみなさん難しくて、当然、警備の方もついてきますので、警備の人が店の外で待っていたり、そういうケースもありますけども、なかなかお会いするといっても外でというのは難しくて、おうちの中でというのが多くなってしまうのではないかと思います」
ペルーの公式訪問を終えた佳子さまは、11月10日、日本に到着される予定です。
(関西テレビ「newsランナー」2023年11月9日放送)