コロナに負けない!くらしのヒント!
日々の生活で実践できるちょっとした工夫を紹介します。
今回のテーマは感染者が増える中で、「不安な気持ちを解消する」方法です。心を健やかに保つためにできることを専門家に聞きました。
話を聞いたのは、大阪・心斎橋にある精神科クリニックの院長、片上徹也さんです。
【アウルクリニック 片上徹也院長】
「3月4月くらいから外出自粛、ステイホームが始まったと思うので、コロナによる不安が増え始めるんじゃないかなと危惧しています」
厚生労働省は、コロナの影響で心の不安を抱える人が急増していると分析しています。5月には、全国の窓口に4761件の相談が寄せられました。
不安を抱え込まないために、どんなことをすればいいのでしょうか。
【アウルクリニック 片上徹也院長】
「基本的に起きる時間を一定にするというのが非常に大事。2時間以上ずれると、その日の中で気分の波が出てくると言われているので」
睡眠のリズムが乱れると、心の不調につながります。外出しないから、夜ふかしして朝寝坊というのは、やめましょう!
【アウルクリニック 片上徹也院長】
「朝に牛乳、バナナを取りましょうとか、気分の波がある人には伝えるようにしています」
朝、牛乳とバナナを摂取すると気分を安定させる成分、セロトニンと睡眠の質をよくする成分、メラトニンが体内で作られます。
さらに…
【アウルクリニック 片上徹也院長】
「外に出ましょうと、8000歩くらい歩きましょう」
運動することによって、自律神経が整えられ、心のリラックスにつながります。日光を浴びることで、睡眠のリズムも整えられます。
【薄田ジュリアキャスター】
「スマホでコロナの情報を見る人も増えた。心を健やかに保つためには、良くない?」
【アウルクリニック 片上徹也院長】
「不安で、余計に見てしまうので、調べない。不必要な情報にも繋がると思いますし、悪循環になる」
そして、睡眠についても…
【アウルクリニック 片上徹也院長】
「睡眠記録表を付けることは非常に大事なことかなと思います」
なんとなく不安だ、心がもやもやするという人は、寝た時間・起きた時間を記録して、生活の改善点を見つけるきっかけを作りましょう。