「コロナに負けない!くらしのヒント!」
徐々に新規感染者の数が減っていますが、気のゆるみは禁物です。
これからも実践してほしいコロナ対策をお伝えします。
今回は食事の際の注意ポイントです。
いただきますからごちそうさままで、改めてやってほしいことを専門家に伺いました。
新型コロナウイルスの感染経路の一つは家庭内感染です。
日本小児科学会が患者約300人を調査したところ、感染経路が特定できた人のうち、約8割が家庭内で感染したとみられるということです。
家庭の中でのどんな行動が感染を広げてしまうのでしょうか?
【順天堂大学公衆衛生学講座 谷川武教授】
「食事中に話がはずんで飛まつが飛びやすくなるのはあると思いますね。今まで当たり前だった、食事の形態を変えないといけない」
ということで、
いただきますからごちそうさままで、今、すべきことを解説します。
まずは手洗い!
帰宅してすぐ手洗いは定着しましたが、食事前にも、改めて、手洗いが必要です。
【順天堂大学公衆衛生学講座 谷川武教授】
「調味料をとったりとか、もし万が一、つい取ったりしても、その手はきれいですよね。ということは他の人にリスクはないですよね」
また、席に座る際にも、注意が必要です。
【薄田キャスター】
「4~5人で食卓を囲む時に工夫すべきことはありますか?」
【順天堂大学・公衆衛生学講座 谷川武教授】
「少し大きなテーブルをもう1つつけて、間をなるべく間隔をあけて座るとか」
テーブルを余分に用意できない場合は横並びに座る、もしくは、高齢者とは食事の時間をずらすなどの工夫をしましょう。
さて食事の前に、もう一つ!
マスクを外すと、飛沫が広がる恐れがあるため、食事の時こそ、換気が必要です。
【順天堂大学・公衆衛生学講座 谷川武教授】
「何人か集まって食事をするんであれば空気の流れを良くするっていうようなことは、やったほうがいい」
さらに…。
【順天堂大学・公衆衛生学講座 谷川武教授】
「よそい箸を別に作っておいて、めいめいの箸でとることはしない」
大皿にのったおかずやサラダを、自分の唾液が付いた箸で取るのはやめて、とりわけ用の箸やトングを使いましょう。
そして、食事の際にお酒を飲む人もいると思いますが…
【順天堂大学・公衆衛生学講座 谷川武教授】
「食事が終わった後に、お酒を楽しみながら話をする時にマスクをつけてしましょう」
お酒を飲むと、声が大きくなり、飛沫が広がるためです。
話す時だけは、マスクをするのも一つの手だということです。