重量挙げのスーパー中学生が約1年ぶりに開催された大会で、次々と記録を更新しました。
ウエイトリフティングの川崎菜々紗選手。
京都府宮津市の中学3年生です。
――Q:正月は(練習は)どうしてた?
【川崎菜々紗 選手】
「お正月はカニ食べました」
――Q:練習とかは…
【川崎菜々紗 選手】
「笑」
菜々紗選手がウエイトリフティングを始めたのはなんと1歳の時。
実は、家族全員が競技を行う重量挙げ一家で、お母さんのさと美さんは、世界2位にまで上り詰めた選手でした。
そんなお母さんと二人三脚で練習に打ち込んできた菜々紗選手は、2020年2月のアジアジュニア選手権で…。
見事、銅メダルを獲得しました。
2024年パリ・オリンピック代表が期待される菜々紗選手。
手始めとなる目標は、55キロ級、全ての中学記録を塗り替えることです。
1月23日に開かれた、約1年ぶりとなる大会。
まずはバーベルを一気に持ち上げるスナッチに挑戦します。
挑むのは中学新記録となる75キロ。
しかし…失敗。
バーベルを持ち上げる角度がわずかにずれてしまいました。
菜々紗選手は再び、75キロに挑戦。
これを持ち上げなければ3つの中学記録更新とはなりません。
これを成功。
まず1つ目の中学新記録を達成しました。
勢いに乗った菜々紗選手は、一度肩まで持ち上げて頭上に引き上げるクリーン&ジャーク。
そしてトータルでも中学新記録を樹立。
【川崎菜々紗 選手】
「ちょっと不安はあったのですが、試合でも練習でやってきたようにとれたのでよかったです」
菜々紗選手は2月に開催される全日本ジュニア選手権に出場し、別の階級でも中学新記録に挑みます。