インターネット通販の最大手Amazonは、西日本で最も大きい物流拠点を兵庫県尼崎市に新たに設置しました。
その狙いとは。
屋根一面にソーラーパネルが設置された巨大な建物。
6月20日に公開されたAmazonの西日本最大の物流拠点、「尼崎フルフィルメントセンター」です。
床面積は10万平方メートル以上で東京ドーム2個分以上の規模を誇り、施設内にはおよそ1800台ものロボットが。
【記者リポート】
「Amazonの商品を載せた棚がロボットによって自動的に運ばれてきます。そのすぐ後ろで商品を梱包することにより、わずか数分で届けることができます」
ロボットを使うことで、商品を取り出す時間を減らすことができ、在庫も無駄なく保管できるようになることから、より豊富な品ぞろえを提供することができるといいます。
【アマゾンFC オペレーション事業部 松本潤 本部長】
「お客様により早く届けられることに、最も貢献できる拠点になる」
Amazonの物流拠点は、関西には、すでに大阪に4カ所、京都に1カ所あります。
しかしコロナ禍でさらに利用が増える中、より多くの商品をさばく施設が必要で、この拠点が整備されました。
では、なぜ尼崎が選ばれたのでしょうか?
【アマゾンFC オペレーション事業部 松本潤 本部長】
「お客さまに、より早くお届けできるように、高速道路をはじめとした交通網へのアクセス。そして働いていただく方々が通勤しやすいアクセス。その地域の需要を最も早く満たせるようなことを検討してFCを開設しています。尼崎センターは、その全ての条件にあてはまる最高のロケーションというかたちになります」
Amazonは、地域への貢献をこの施設のテーマの一つとしていて、2000人以上の雇用を創出するほか、物流システムを教材として地元の学校で科学技術教育を提供する予定です。
(関西テレビ「報道ランナー」2022年6月20日放送)