「全国旅行支援」が10日から再開 今回の割引率は20%に 自治体ごとの“上乗せキャンペーン”に“クーポン配布”も 旅行の起爆剤となるか? 1970年01月01日
観光促進のための「全国旅行支援」が10日から再開されます。前回よりも割引率は少し下がりますが、冬の観光の起爆剤となるのでしょうか。
■「全国旅行支援」が再開 割引率は去年の40%→20%に
3連休が明けた大阪の街。
【旅行者たち】
「北九州からです、ここを回って昼過ぎ3時からユニバ」
「ユニバーサルスタジオに行きたくて来ました」
国内旅行者の姿も見られる中、これから旅行をする人に、朗報です。
年末年始に中断していた「全国旅行支援」が1月10日から再開されました。
今回は割引率が去年の「40%」から「20%」と半分に引き下げられましたが…「ワクチンの接種証明」や「陰性証明」を提示すれば、交通費と宿泊代セットで1泊最大5000円、宿泊代だけでも最大3000円の割り引きが受けられます。また、飲食店やお土産などに使えるクーポン券ももらえます。
期間は「都道府県ごとの予算がなくなるまで」とされていますが、春休みなどの年度末前後までは継続できる見通しです。
(Q.きょう(10日)から始まるってご存知ですか?)
【旅行者たち】
「あんまり知らないです」
「(今回は)使ってないです、時期的に発表された時には予約を取り終わってたので」
■ホテルも準備万端!さまざまなキャンペーンで問い合わせ多数
利用している人はまだ少ないようですが、この機会に客を逃すまいとホテルも準備万端です。
ホテルニューオータニ大阪ではたとえば、大阪城が望める1泊28,000円からのジュニアスイートも、3,000円安く泊まることができます。
ホテルでは、「全国旅行支援」に合わせて部屋での特製ディナーを用意。
さらに、スイーツバイキングにも利用できる食事クーポンまでついた特別プランとなっています。
(※1日10室限定販売、1月5日~販売分)
【ホテルニューオータニ大阪営業推進課・濱川未来主任】
「現状で、すでに400室を超えるご予約をいただいているんですけれども、利用の数も増えるんじゃないかなということで期待しております」
一方、自治体も独自のキャンペーンを打ち出し、大阪府では1月25日から、「大阪来てな!キャンペーン」として平日に3000円分のクーポン券を上乗せします。
奈良県では、割り引き率を30%上乗せするほか、滋賀県でも2000円分のクーポンを独自につけるなどお得な”オプション”を設けています。
冬の閑散期の需要を盛り上げようと再開された「全国旅行支援」。コロナ禍で冷え切った観光を再燃できるか期待は高まります。