迷い込んだクジラが、死んでいたことが確認された淀川河口付近の現場から、最新状況をお伝えします。
【船上からリポート 秋田成子記者】
「私は今、遊漁船をお借りして、クジラまで50メートルほどの距離に近づいています。あちらに見えていますのが、13日に死んでいることが確認されたクジラです」
■クジラは、死んだ後に南東に流され、体が傾いたもよう
【秋田記者】
「画面に向かって、左手が頭、一番右手が尾びれです。体が右側に傾ていて、真ん中に左の胸びれが見えていると思われます。私は連日近くの岸からクジラを見ていたのですが、ずっと背中しか見えていませんでした。左の胸びれがみえたのは初めてです。死んだ後に流されたりなどで、体が傾いたのかもしれません。12日までは、あちらに見える橋のアーチの下からクジラを見ていたのですが、13日11時ごろの満潮の後に、南東側に体が流されてしまったのではないかと思われます。風が吹くと時折強い臭いを感じます。今乗っている船の船長によると、12日まではこの臭いはなかったとのことです」
■今後の対応について、大阪市が関係各所と協議始める
【スタジオ 坂元キャスター】
「今後、どうやってクジラを移動させるかなど、情報は入っていますか」
【秋田記者】
「大阪市によると、関係各所と検討するための協議を今まさに始めたばかりで、船舶に影響が出かねないことから、早急に方法を考えたいとしています。松井大阪市長は、『現場付近で埋めるのは難しい。陸に上げて解体する、沖合に持っていくなどの方法があるが、デメリットなどもあると思うので、協議して決定したい』と話していました。現場から以上です」
(関西テレビ「報道ランナー」2023年1月13日放送)