JR大阪駅直結の商業施設「グランフロント大阪」が、開業から10周年を迎え、期間限定のイベントが始まっています。坂元龍斗フィールドキャスターがリポートしました。
【坂元龍斗フィールドキャスター】
「こちらはグランフロント大阪の広場です。後ろを見ますと『うめきた2期』の再開発工事が今も進んでいます。思い起こせば10年前、グランフロントができてから、大阪駅北側の景色が変わってきた感じがします。今回グランフロントが10周年を迎えて、どういうイベントが行われているのか、ちょっと懐かしい映像とともにご覧ください」
■10年前 「梅田北ヤード」が生まれ変わり「グランフロント大阪」に
皆さん、以前のここ「うめきた」の姿を覚えていますか。JR大阪駅の北側。通称「梅田北ヤード」。貨物駅の跡地で、“西日本最後の一等地”とも呼ばれたこの場所が生まれ変わったのは、ちょうど10年前。
【2013年開業時のアナウンス】
「グランフロント大阪、街開きです!」
1000人の大行列とともに「グランフロント大阪」が幕を開けました。260を超える商業施設に、オフィスや高級ホテル。さらに最先端の技術を来場者が体験できるナレッジキャピタルなどが合わさった4棟の高層ビルは、大阪のイメージを大きく変えました。
【2013年 開業当時の来場者】
「今までの梅田の北側とは全然イメージが違いますもんね。昔は“JRのあまりキレイじゃないところ”。これだけキレイになるからいいですよね。活性化して」
その影響は土地の価格にも及び、関西で6年連続1位に君臨していた大阪駅の南側を、北側が圧倒して抜き去ります。
【2013年 林弘典アナウンサーリポート】
「グランフロント大阪の南館前です。こちらなんと、1平方メートルあたり“847万円”です」
■「グランフロント大阪」来場者・売り上げともに開業時の目標を上回る
大阪を大いに活気づけた「グランフロント大阪」。4月26日までの10年間の、のべ来場者数は、4億7000万人。2022年の売り上げは、コロナの影響が残る中にも関わらず、年間売り上げ目標を上回る423億円。どちらも開業当初の目標であった、年間来場者数2500万人・年間売り上げ400億円を大きく上回り、成功を収めています。
さらに、隣に残るエリア「うめきた2期開発地区」には、3月、地下に新しいJR大阪駅が開業しました。現在工事中の地上部分も、2024年の夏にいよいよオープンを迎えます。
■10周年のイベントで、うめきたを盛り上げ、大阪を盛り上げたい
【三菱地所グランフロント大阪室 行政康晃さん】
「2025年の万博を控えている中で、こういう10周年のイベントをすることで、今一度『うめきたが盛り上がってくるんだぞ』という機運の醸成につながればいいなと思っていますし、『大阪を盛り上げていきたい』というやる気に満ちています」
これまで1万1300回のイベントを開催し、“物販”だけでなく“体験型”の消費に力を入れることで好調をキープしてきたグランフロント大阪。そこで開業10周年にぶつけた勝負イベントが、この巨大なゲーム。駅へ向かう人にも、足を止めてもらえるような「インパクト」と「体験型」を意識した5つのゲームを楽しめます。
日が落ちると、一世を風靡したあの名作シューティングゲーム「スペースインベーダー」を建物の壁に映し出し、遊ぶこともできるんです。最大10人で倒したインベーダーの数を競います。
■関西一巨大な「UFOキャッチャー」 坂元キャスターは失敗 皆さんの挑戦を待っています
さらに関西一巨大な「UFOキャッチャー」も登場しました。
【坂元龍斗フィールドキャスター】
「再びオープン10周年記念イベントが開かれているグランフロント大阪から生リポートです。北館に移動してきました。こちらが今回のイベントの目玉、“巨大クレーンゲーム”です。関西一の大きさ、高さ4.5メートルもあります」
「今から挑戦しようと思います。巨大なコインを入れます。ボタンで左右、前後にクレーンを動かして、くまさんのバルーンをキャッチできれば成功です。真ん中の青いくまの子を狙っていきます。まずは横に動かして、次に縦は私の位置から見えないので、スタジオから指示をもらって挑戦します。あー残念ながら失敗。取ることができたら、駄菓子がもらえるということです」
このグランフロント大阪10周年イベントは、5月14日まで開催予定です。
(関西テレビ「newsランナー」2023年4月26日放送)