大阪市都島区のJR京橋駅前に、屋台や芝生の広場がある新しいスポットがオープンしました。
”仕事帰りにちょいと一杯” そんな言葉がピッタリな街・京橋。 7月19日の夜も、平日にもかかわらず、多くの人の姿がありました。
(Q.京橋ってどんな街?)
【街の人】
「最高!そして、下品。そして人情があつい」
「20何年ぶりに出会って飲む先輩と2秒で打ち解けられる街です」
「店主さんも先生みたいな感じで、いろんなこと京橋のこと教えてくれる」
「光と影みたいな感じしますよね。JRの駅で2つに分かれてる感じですよね」
そんな京橋のランドマークの一つだったのが、1971年に駅の西側のエリアにオープンした「ダイエー」。 「イオン京橋店」に名前を変え地元で愛されましたが、2019年に閉店して以降は空地の状態が続いていました。
このイオンの跡地に誕生したのが…
【記者リポート】
「京橋の街中に緑の芝生が印象的な、こちらの施設がオープンしました」
オープンしたのは、その名も「FULALI KYOBASHI(フラリ京橋)」。 多くの路線が乗り入れるターミナル駅だからこそ”ふらりと立ち寄りたくなる憩いの場”がコンセプトです。
目玉は「食のエリア」で屋台やキッチンカーなど、およそ25店舗が出店。 オシャレなグルメも、“大阪コテコテ”のグルメも、どちらも楽しむことができるんです。
【記者リポート】
「こちら、天満にあるニューホンダショクドウさんの蓮根しゅうまいイです。オリジナルメニューということです。とてもジューシーで、中にレンコンの食感がしっかり、シャキシャキしています。外の卵の生地も最高です」
暑い中でも 広々としたスペースで遊んだり、くつろぐこともできます。
【来場者】
「居酒屋っていうよりは、お祭りという方が合っているかなっていう感じ。来やすいなって思います」
「若い子が結構来るからいいんじゃない、(京橋は)結構年配の人が多いので」
実は、京橋エリアは全体が再開発が必要な区域に指定されていて、「FULALI KYOBASHI」は、イオン跡地の本格的な再開発を始めるまでの”暫定の施設”と考えられています。
大阪の街づくりに詳しい専門家は、今回のオープンについて”京橋の活性化”という意味で期待ができると話します
【大阪公立大学都市計画研究室 嘉名光市教授】
「従来の飲み屋街とか繁華街っていうイメージだけではない、こういう場所ができるというのは、町にとっても非常に大きな効果があるかなと思います。新しく交流というようなものが起きてくるって可能性が大いに期待できるんじゃないでしょうか」
「FULALI KYOBASHI」は京橋がもっともっと魅力的な街に変わるキッカケとなるのでしょうか?