7日、能登半島地震の影響で旅館などに2次避難している人を対象に、石川県は説明会を開き、退去のめどを示しました。避難者たちは次の住まいの選択を迫られています。
石川県・加賀市の旅館で開かれた説明会。参加したのは石川県の北部で被災した人たちです。輪島市や珠洲市など、北部は大きな被害を受けたのに対し、南部は水道や電気などのインフラに影響はほとんどなく、この旅館では1月9日から2次避難者を受け入れてきました。
【珠洲市から避難してきた人】「本当に感謝しています。能登半島の最北端から石川県の最南端の加賀市に迎え入れてくれたことには非常に感謝しています」「快適すぎるぐらい。十分なことをさせてもらっている」
そんな中、北陸新幹線の金沢・敦賀間が3月16日に開通します。
【記者リポート】「温泉街がある加賀市には、真新しい駅舎も完成していて北陸新幹線延伸への期待は日に日に高まっています」
【地元住民】「期待は大きいですね。東京方面には便利になるので」
1月1日の地震で加賀市内の旅館やホテルで大量のキャンセルが発生し、空いた部屋が2次避難に使われてきましたが、3月以降は観光客が大幅に増えることが見込まれています。
【珠洲市から避難してきた人】「いずれはもう新幹線も開通することやし、3月に入ったらおそらく出るような状態になるのではないかと」
■2次避難者に退去のめど示すが…「めど立たない」避難者
この旅館の社長によると現在、ここに滞在している避難者はおよそ350人。そのうち次の避難先が決まっている人はおよそ1割にとどまるということです。そして、7日に開かれた石川県による説明会で…
【石川県の担当者】「現在、2次避難所となっているホテル・旅館は今後、他の予約も入ってきております。また被災地では電気・通信がほぼ復興し、水道についても早い地区では、2月末から順次復旧が見込まれています。このような状況を踏まえまして今後の生活再建に向け応急的な住まいの確保などのご説明をさせていただきます」
この旅館での滞在は、3月上旬までという期限が告げられ、その後の選択肢として、仮設住宅ができるまで別のホテルに移動することや、県内外の公営住宅に入居することなどが示されました。
家が無事なため、水道が復旧するまでどうするのかが課題だという人は…
【珠洲市から避難してきた人】「ライフラインが通れば帰るつもりでいます。その時期の見通しがはっきりしないもんで、ギリギリなんかなってニュアンスやったもんで。ホテルを転々と(するのを)希望した方がいいのか…」
自宅が倒壊する恐れがあり、戻れないという人は…
【輪島市から避難してきた人】「生活できる状態じゃないもんで、ここにいる間に何とかと思うけれどめどは立ちません。主人と一緒で80歳になっているからどうにもならない。仮設住宅が当たればいいけどなかなか…。近くで当たればね」
石川県はこの説明会でアンケート用紙を配り、二次避難者に今後の希望を1週間かけて考えてもらうほか、相談会やコールセンターも設け、移動先が見つかるよう支援していくということです。
(関西テレビ「newsランナー」 2024年2月7日放送)