「想定を超えた不適切な状況に…」 自民青年局の懇親会で過激ショー 女性のお尻触りやチップ口移し 自民党が「立ち直るきっかけ失った」とベテラン議員 2024年03月13日
和歌山県で行われた自民党の懇親会で、肌を露出した女性のダンスショーがあった問題で、企画した県議が11日朝、離党しました。 参加した議員たちは、「ふさわしくなかった」と答えています。
■「過激なダンスショー」の企画の発案者が自民党を離党
(Q.ぜひご本人の口から説明をいただきたいが?)
【自民党に離党届を提出した 川畑哲哉和歌山県議】「はい、その思いは私も」
(Q.発案者は川畑さんで間違いないんですね?)
【自民党に離党届を提出した 川畑哲哉和歌山県議】「…」
11日、報道陣に囲まれたのは、和歌山県議会の川畑哲哉議員です。
自民党青年局の懇親会の企画が「過激なダンスショー」として問題となり、11日、自民党を離党しました。
【自民党に離党届を提出した 川畑哲哉和歌山県議】「強いご批判をいただいていますし、不適切だというご指摘もいただいています。全くその通りだと、深く反省をしています」
問題のパーティーは2023年11月、和歌山市内のホテルで開かれました。 地方議員や国会議員約50人が出席した「自民党青年局近畿ブロック会議」の後の懇親会での出来事でした。 参加者によると、懇親会には、5人の女性ダンサーが招かれ、露出の多い衣装で踊り、参加者にボディータッチをしたほか、紙幣をダンサーに口移しでわたしたり、ダンサーの尻を触ったりする参加者もいたということです。 いまどき、このような余興は本当に必要だったのでしょうか。
■参加した地方議員たち「ふさわしくない」
参加した地方議員は…。
【自民党 北山慎一和歌山県議】(Q.北山さん自身は(チップを入れたり)していない?)「私はしていないですね。(Q.見た記憶もない?)…あったかもしれないですね。(衣装は)水着に近いような感じですかね」
【自民党 三栖拓也和歌山県議】「始まった瞬間に『あ、これはその場に、ふさわしいものではないな』という認識を持って、びっくりしたのが正直な感想」
【自民党 山家敏宏和歌山県議】「ふさわしくないなとは感じました」
■「多様性」「新感覚のおもてなし」が「想定を超えた、不適切な状況」に
その余興を企画したのが川畑議員。 県外からダンサーを呼び、チップも用意しました。コンセプトは、「多様性」「新感覚のおもてなし」だったということですが、どのへんが?
【自民党に離党届を提出した川畑哲哉和歌山県議会議員】
(Q.この新感覚はどういう意味で?)
「私の中では多様性ということでございます。これまでに、スポットの当たっていない場所にもしっかり見ていこうという、そんな問題提起をするきっかけになるような一日という意味合いでございます」
(Q.川畑さん自身はボディータッチは?)
「していません」
(Q.紙幣の口移しは?)
「一部あります。最初から最後から見ていたわけではありませんが、振り返った時に、そういうシーンになっていたというのを、見た記憶はございます」
(Q.その時には何か思われませんでしたか?)
「…」
(Q.不適切だとかマズい状況だとか、現場ではそういう意識は?)
「私の想定を超えた、不適切な状況になっているという、認識をいたしました。」
またこの懇親会にかかった費用について、自民党和歌山県連は、「公費は使われていない」と説明しました。
【自民党和歌山県連 山下直也幹事長】「公費は使われておらず、参加者の負担と、一部県連の一般会計。この中には当然、和歌山県の党員になっていただいたお金が含まれておるわけでございますけれども、大変申し訳ない。そのようなことを報告を受けています」
■岸田首相に改革の断行を求めていた青年局の幹部は役職を辞任
また、この懇親会に参加していた、自民党の藤原崇衆議院議員と中曽根康隆衆議院議員は先週、党青年局の役職を辞任しました。
【自民党 前青年局長 藤原崇議員】「国民の皆さんの信頼を、損ねる行為であったと考えております。大変申し訳ございませんでした」
2人は、青年局の幹部として、政治資金パーティーを巡る問題について、岸田首相に実態解明と改革の断行を行うよう求めていました。
(Q.ダンサーの体に触ったのか?)
【自民党 藤原崇前青年局長】「私の方はそういう事をした記憶はありません」
【自民党 中曽根康隆前青年局長代理】「私も一切ありません」
(Q.万が一触っていたら議員を辞職するか?)
【自民党 藤原崇前青年局長】「えっと…それについてはですね。あのー…ちょっと私の口からは、いまの時点では。私のいまの認識は、そういう認識であるということです。いまの認識は触っていないというで」
(Q.触ってないというのは、いまの認識で?)
【自民党 藤原崇青年局長】「はい」
(Q.触ってたら議員を辞める?)
【自民党 藤原崇前青年局長】「…ちょっとそれはですね、私の当時の記憶の中では、触ってないです。それについてはそのままです。ただそれについて、えぇ、いまの記憶でということで、それは基本的に間違いがない」
和歌山で行われた懇親会ですが、自民党本部にとっては、政治資金問題に続く新たな火種となっています。 あるベテラン議員は、「立ち直るきっかけを失った」と懸念を示し、閣僚経験者からは、「岸田さんは、解散を打てなくなった」との声も聞こえてきます。
(関西テレビ「newsランナー」 2024年3月11日放送)