タイガース連覇に向けて開幕したプロ野球。しかし、一部のファンによる不適切な「ヤジ」が問題となっています。
9日の「甲子園開幕戦」連覇への期待が高まるなか広島を相手に見事、白星スタート。10日も甲子園には阪神ファンの姿がありました。そんな中、阪神タイガースは公式SNSでOBの能見篤史さんを起用してある動画を公開しました。 【阪神OB・能見篤史さん】「“くたばれ!”その言葉、アナタが言われたらどんな気持ちですか?忘れないでほしい。選手もチームも野球も好きで応援していることを。全ての選手に愛のある声援を」
一部のファンによる「ヤジ」に注意を呼びかけたのです。
しかし、プロ野球のヤジといえば…かつて、私設応援団が仕切る試合開始前の「ヤジ合戦」は定番でした。
●阪神側「万年かりあげ中畑!」
●阪神側「CM出れない江川!」
●阪神側「辰徳親父の七光り」
●巨人側「優勝できないタイガース」
時代も移り変わり、ヤジは“不適切にもほどがある”ものに変わってしまったのでしょうか。
10日、阪神を応援しに来たファンたちは…
【阪神ファンは…】「『馬鹿野郎』『やめちまえ』とか。『くたばれ読売』とかよく聞きます」
【阪神ファンは…】「この間聞いたのは、エラーした選手に『帰れ!』とか」
最近の阪神戦では、「くたばれ読売」コールなどライバル球団を貶めるヤジが問題となっています。
【阪神ファンは…】「周りが言うてしまうので、ノリで言ってしまう…気持ち的にはちょっと良くないかな」
【阪神ファンは…】「ひと昔前だったらそれでよかったかもだけど、今の世の中の流れに合わせていくと、あれはいくらなんでも…」
【阪神ファンは…】「(Q.ヤジ言ったことある?)正直あります、“くたばれ”とか。若干寂しさはあります正直、昔から応援しに来ている。それを言うのが当たり前になっていたので。実際言われたら嫌やな…とは思うので難しいところ」
(関西テレビ「newsランナー」4月10日放送)