去年閉館した「大阪マルビル」。
跡地には、大阪駅周辺で最も高くて、丸いビルが建つということです。
■去年閉館し ことし9月解体
およそ50年間、梅田のランドマークとして親しまれた「大阪マルビル」。
集客力の低下などから去年閉館し、ことし9月、解体工事が完了。
■「何よりもマルに見えること」
19日、その跡地に建つ建物の詳細が発表されました。
【大和ハウス工業 芳井敬一社長】「何よりもマルに見えること、いかにまた皆さんに電光掲示板を通じて発信できるかを検討していかなければならない。『マル』ということと『円形状』ということを非常に考えた」
■地上40階の高層ビル 旧ビルの形を継承
跡地に建つのは大阪駅周辺で最も高い、高さ192メートル、地上40階の高層ビル。従来の形を継承し、多重構造の円筒形状で、頂部には電光掲示板の設置を検討しているということです。
地下2階から地上4階までは吹き抜けとなっていて、そこには巨大な球体が設置されます。デジタル映像が投影されるということで、梅田の新たな観光スポットになりそうです。
■2030年に完成予定 コンサートホールや展望デッキも
ほかにも、ホテルや展望デッキ、ミュージアムにおよそ1200席のコンサートホールなども設けられるということです。
【大和ハウス工業芳井敬一社長】「容積が倍になったので、いい音楽を聴いたり、文化と芸術を大事にする、世の中のためになるということの軸から外れないようにしたい」
工事は来年の冬に始まり、2030年に完成予定です。