兵庫県警の警察官2人が同僚らとバーベキュー中に酒に酔った状態でミニパトを運転したなどして、懲戒免職されました。
警察によると去年5月、兵庫県西播地域にある駐在所で勤務する巡査部長2人は同僚4人と一緒に駐在所でバーベキューをした際、酒を飲んでいたにも関わらず、ミニパトなどを運転したということです。
2人は日が暮れて暗くなったバーベキュー会場をミニパトや私用車のヘッドライトで照らすため、車の位置を変えていたということです。 その後、近隣住民から「警察官がパトカーのヘッドライトでバーベキューをしている」と通報がありました。
■酒気帯び運転した2人を懲戒免職処分
6人は警察の聞き取りに対し、「酒を飲んでいない人が車を動かした」と口裏を合わせて虚偽の報告をしましたが、ドライブレコーダーの解析などから酒気帯び運転だったことがわかりました。
警察は、酒気帯び運転した2人を懲戒免職処分し、ほかの4人も虚偽報告などで減給6カ月の懲戒処分にしました。
兵庫県警は「法令遵守の認識の欠如が甚だしい。県民の皆様に深くお詫びいたします」とコメントしています。
運転した巡査部長は、「車の(停車)位置を入れ替えるだけという認識で運転した」と話しているということです。 兵庫県警はほかに、勤務時間中に繰り返しパチンコ店を利用した巡査部長を減給1カ月の懲戒処分にしました。