「餃子の王将」を運営する王将フードサービスは、餃子や天津飯などメニュー26品目を値上げすると発表しました。
2月14日から実施されます。
一方、地元企業の決断に京都市の松井孝治市長は、「値上げを理解して通い続けます」と応援のメッセージをSNSに投稿しました。
■餃子が値上げ コメ価格高騰でご飯類に大きな影響
「餃子の王将」で今回値上げされる主なメニューは以下の通りです。
※価格はいずれも税込み(「GYOZA OHSHO」、「Joy Naho」も同様)
・餃子
(西日本)319円→341円
(東日本)341円→363円
※「にんにくゼロ生姜餃子」も同じ価格。持ち帰りの生餃子も値上げ対象。
・にんにく激増し餃子
(西・東共通)363円→385円
・炒飯
(西日本)572円→638円
(東日本)627円→693円
・天津飯
(西日本)627円→693円
(東日本)671円→737円
・ライス
(大・西日本)286円→341円
(大・東日本)297円→352円
(中・西日本)231円→286円
(中・東日本)242円→297円
(小・西日本)209円→264円
(小・東日本)220円→275円
今回は、ご飯類の値上げが多くなっていますが、王将フードサービスは「原材料全般が上昇しておりますが、特にコメは前年に比べ1.5倍以上跳ね上がっています」とコメントしています。
このほか、「こってりラーメン」(西日本のみ販売638円→748円)や「チャーシュー麺」(西日本:726円→836円)、「カニ玉」(西日本:495円→605円)や「海老のチリソース」(西日本:726円→858円)なども値上げの対象です。
■物価高騰で続く値上げ「出来得る限りの努力重ねたが…」
物価の高騰が続く中、今回は去年6月以来の値上げで、2022年5月から2年半あまりで5回目となります。
王将フードサービスは、「美味しい料理をリーズナブルな価格で提供することを創業以来の社是とし、徹底した 業務効率化、コスト管理など、出来得る限りの努力を重ねてきましたが、原材料費、物流費、光熱費等の高騰分を補うまでには至らず、この度、価格改定を実施させていただきます。
引き続き、お客様に安心・安全で美味しい料理をお楽しみいただけるよう、調理技術の研鑽と商品品質の更なる向上に努めてまいります。また、心温まる接客サービスと快適な食空間に磨きを かけ、お客様のご期待に応えるべく、全従業員一丸となって取り組んでまいります。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます」とコメントしています。
■京都・松井市長「値上げを理解して通い続けます」
一方、今回の値上げについて、王将フードサービスが本社を置く、京都市の松井孝治市長がSNSのXにコメントを投稿しました。
【京都市 松井市長のXより】「人件費、食材費、光熱費、物流費含めて諸物価高騰の折、美味しい餃子や中華をお値打ち価格で提供いただき、ありがとうございます。
働く皆さんや農家さん、卸食材事業者さんなどの生活のことを考えれば、この値上げを理解して、プラチナカード目指して通い続けます」