大阪府警は、去年発生した特殊詐欺被害について発表し、被害額は暫定値ではあるものの約63億8000万円と、過去最多の被害だったことが分かりました。
■電話やメールで振り込み指示「非対面型」の詐欺が増加
大阪府警によると、去年発生した特殊詐欺の件数は2658件で、被害金額は約63億8200万円にのぼり、前年比で74パーセント増加したということです。
いずれも暫定値ですが、過去最多だということです。
詐欺被害の中では、「オレオレ詐欺」の被害が多く、約29億円の被害が出ました。
件数は、前年比で276件増加、被害金額は約23憶増えたということです。
一方で、「払戻金がある」などの手口でキャッシュカードなどをだまし取る預貯金詐欺は、被害額、件数ともに減少しています。
大阪府警によると、自宅に現金などを受け取りに行く「対面型」の詐欺が減る一方、電話やメールなどでATMやインターネット口座から振り込みを指示する「非対面型」の手口が増えているということです。