奈良県は「KーPOPの無料ライブ」について規模を縮小する方針を発表しました。
奈良県は友好提携を結ぶ韓国の「忠清南道」との共同開催で、10月に奈良公園で「K‐POPアーティスト」などを招いた無料ライブを企画していました。
しかし、1万人が収容できる奈良公園での開催は、県の費用負担がおよそ2億7000万円にのぼるため、県民からは「税金の無駄遣い」など反対の声もあがっていて、県議会は規模の縮小などを山下知事に求めていました。
これを受けて知事は、収容人数が1500人の「なら100年会館」での開催に変更し、費用をおよそ3000万円に削減する方針を示しました。
奈良県の山下知事は13日の会見で、ライブに出演する予定のアーティストは2、3組で、まだ詳細は決まっていないと述べました。
また、韓国側に予算を縮小するという県議会の意向を伝えた際には、「(当初予定していた)トップレベルのアーティストを派遣することができなくなることについては、大変残念な様子だったが、ある程度はご理解はいただいた」と説明しました。